一平さんの隠し味
尼崎の「グリル一平」のマスターが、カウンター越しに語ります。
目 次|過 去|未 来
その4 ヤクザ〜 「な・に・し・に・来たんや!」…(何しに来たって、こんなとこに遊びにきいへんやろ!)
私〜「あのー集金に来・ま・し・た!」…(それにしても、どないしたらこんな怖い顔になんにゃろ)
やくざ〜「わかった、本人が帰ったら言っとくわ!全部でなんぼや!」…(言っとくって、君や!君!)
私〜「あのー全部で、¥46500です、お願いします!」…(ほんまに払う気あるんやろか)
そして、次の日また、その事務所から、「サービス・ランチが二枚」、注文!…なんで受けるんやろ。 嫌々、注文を持っていくと、
やくざ〜「本人が今、出て行って居ないから、そこに置いとけ」…(ほんまかいな?)
そして、食べ終わった頃に集金に行くと、また、本人が食べて外へ出ていない!この繰り返し・・・
そんな、ある小雨の降る日だったか・・・あい変わらず、食べた後に集金に行って・・・なにを思ったか
私〜「食べた人が帰って来るまで、ここで待たしてもらいます」…(心臓ドキドキ!足はガクガク)
やくざ事務所の玄関横にペタンと座ってしまったんです・・・・・・もう外は薄暗く、道あるく人がジロジロと、
この続きは・・・・・・また次の日・・・
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