退職の父へ


 過去 : 未来 : メール 2003年04月27日(日)


今日は私の住む町は市会議員選挙。
この間新聞で議員の給料がそれぞれずいぶん違うことを知った。
一番高いのが大阪だっけ。月100万だったか・・・。
一番低いのがどこかの町だか20万くらい??(違うかな)
まぁ何でもいいが選挙活動をやってきた方たちご苦労さま。


私はあいにく引っ越したばかりなので今回は投票権がない。
だから電話がかかってきても、頼まれても
「残念ですが投票権がないのでごめんなさい」
と答えた。だから長々と話を聞かなくてすんで助かったわ。




私のお父さん。
3*年間市会議員をやってきた。
今回の選挙は出馬しなかったので退職・・・とでもいおうか。
3*年というと私の年齢とほとんど変わらない。
小さな頃選挙のときは預けられ遠足のお弁当もそのおばさんに作ってもらっていた。

今のように選挙用掲示板がなかったからそこら中に父のポスターが張ってあった。
学校で友達に「あなたのお父さん見たわ」とニヤニヤされることもよくあった。


父は他に仕事をもっていなかったから余計に彼が何をしている人かということがずいぶん大きくなるまで飲み込めなかった。


母は今回父が出馬しないことで
「やっと表を上を向いて歩ける」
と言った。今まで母は外ではペコペコと頭を下げ、したくない付き合いもしてきたのだと思う。夜中に酔っ払いが上がりこんで罵倒した時は怖かった。そういう時は限って父のいない時だったものだ・・・。


今回の選挙は父も母ももちろんお手伝い。
父はお得意の演説だろうし、母は今までどおりお食事の準備。
今ごろほっとしているのだと思う。


無事その方が当選されることを願うとともに
父、母にお疲れ様でした・・・・とメールでも打つとしよう。



あ・・・。電話の方がいいか。

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