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親の死 |
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過去 : 未来 : メール | 2003年05月08日(木) |
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今日は友達のお父さんのお葬式。 つい3日ほど前に涙声で電話で話したばかり。 深刻だとは思っていたがそんなに早く亡くなるとは思わなかった。 遠くから冥福を祈る。 だんだん親が亡くなっていく年になってきた。 うちも3年前にダーリンの親を亡くしている。 60代で亡くなる人って結構多い。 平均寿命が長いのは戦前の方たちが頑張ってるだけで その後の体はボロボロか? そう思う今日この頃。 ダーリンのお父さんが亡くなったのはちょうど夏休みに入ったときだった。 子ども達はみんな教員で夏休みに入る直前まで通知表などで超忙しい。 休みになってから亡くなるなんてお父さんの男気を感じたくらいだった。 亡くなるまで1年くらい患ったがもう余命も言い渡されていた。 私たち嫁部隊は家のことをやって、お母さんは病院に張り付いていた。 もと看護婦だったお母さん。 何事も先を先を考えるお母さん。 ある日私たちに指令が入る。 お母さん:「お父さんが寝る布団を用意しといて」 嫁:「は?退院ですか?」 お母さん:「違うわよ。死んだ時に寝かせる布団よ。どうせ燃やすのだからいい布団はだめよ」 「それからお客さん用の湯のみも出して洗っておいて」 嫁:「・・・・・ハイ」 アノ、マダナクナッテナインデスケド。 亡くなってからすぐにお母さんはお父さんの衣類や布団すべて捨てた。 これも愛情からくるものだろうか。 お父さんが亡くなってからいろいろ変わったことがある。 家の中がお母さんの意のまま。 今まで我慢を重ねてきたからだろうか? この夏新築の家が建つ・・・。 お父さんの面影は彼が大事にしていた庭の松と池に残るのみだ。 |
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