 |
 |
■■■
■■
■ クリスマスの足音。
ジングルベルジングルベル 鈴が鳴る
今日は楽しいクリスマス
ジングルベルジングルベル 鈴が鳴る
今日は楽しいクリスマス
心虚しきジングルベル
遠く 哀しく響く
恋人達の唄。
街にはどうして
恋人達がいるのだろう?
家族が居るのだろう?
クリスマスなんて行事要らない。
子供達と祝うの? 子供に何か買うの?
幸せな家庭、
一般的な家庭よね。
…暖かな。
世の中に どこにでも カップルは歩き
行事に乗り 皆と同じになり
美容室にいけば
「クリスマスの予定はあるんですか?」
美容師に聞かれ 隣の中学生は
「彼とじゃなくって、友達とワイワイやるんですぅ」
と、幸福そうに答えている。
私は、答えが無かった。
ない事を恥じた。
恥じている 皆と同じでなければいけないと想う 洗脳に悩まされている自分にすらガッカリする。
そんなことを恥じなくてもいいのに。
ひろあきは ゆうちゃんの為にプレゼントを買うのね。
昨年
「最近少し慣れてきたみたい」
そう、言ってたわね。
私と付き合っているのに
あの人の子供と
仲良くやろうとしていたのは
あの女が良かったからで
結婚をそのうちするといってたのは
あの女と付き合っていなかったからで
私はただの
寂しさを癒すだけの 体だけの女だったのね。
初め
ひろあきが言ってた通り
「身体だけでもいいからつきあって」
と言ったとおりに。
世の中のパパは 娘の為にサンタになる。
私の為にサンタになってくれた人は この世に誰ひとりと居ない。
サンタのことすら知りませんでした。
そんな子供だった。
私にはサンタは来ない。
どこにも居ない。
そして
今年からゆうちゃんのサンタになるのは ひろあきなのね。
本当の父に捨てられても 別に父が居て、羨ましい。
何もかも
私の幸福を奪っていった
ひろあきたちが憎い。
ケーキを買って 電気を消して 唄を歌うのね…
そしておなかの中には 新しい子供がいるのね。
最初で最期のクリスマスには 赤い衣装は要らないよ。
皆でサンタのカッコができるよ。
ひろあき
あなたも要らないわよ。
赤くどうせ染まるんだから。
その血液で。
ジングルベルジングルベル 鈴がなる
今日は楽しいクリスマス
ジングルベルジングルベル 鈴がなる
今日は楽しい
ク・リ・ス・マ・ス
鈴の音は刺さる凶器に過ぎない。
いつも胸を凶器が刺して 私は血の海の中を、泳ぐ。
笑わないで
誰も
笑わないで
あの一家に対する私の気持ち
誰が解ります?
ジングルベルジングルベル 鈴が鳴る
人を殺してしまうより 人を生き殺しにした方が
罪だと想いませんか?
あなたは
自分達一家が心を傷つけながら
お祝い、できるの?
ジングルベルジングルベル 鈴が鳴る
サンタが現れてお願いするの。
サンタからの贈り物は一生に一度でいいです。
もう要りません。
私の願い、当然解るでしょ?
2004年12月18日(土)
|
|
 |