あごあごしい日々 

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 +F1 @ Sex and the City+

メルセデスベンツTVから
こーんなTwitterが流れて参りました。
New on Mercedes-Benz.tv: E-Cabrio in 'Sex and the City 2'

Sex and the City..............。
残念ながら、ワタクシは一瞥すら
したコトのない番組で御座いますが(;´Д`)

なーぜか脳裏にグルグルと
F1でSex and the City?!?!?!!という
下らない妄想が渦巻いてしまいまして(爆)

初め、キャストの女子を
ミハエルにすげ替えたりしたんだけど
ど〜ぉおおぉぉぉしてもシックリいかず
(当たり前だっちゅーねん!!!!!!!!!!!)

所詮無理な妄想なのだと、ホッとした途端
バズルのピースが填ってしまいました_| ̄|○

いや、書かなきゃ良いんだよ!!!
日記に書かなきゃ良いんだとは知ってる!!!!
でも、F1妄想芸人として
ネタを吐き出す願望には抗えず(えっ)

まあね…。
免罪腐なんて、存在致しませんから…さ。

以下Sex and the City系シモネッタ含む
アホな内容が苦手な人は、読まないで下さい。
絶対にだぞ!!!!!

そして重ね重ね申しますが
私はSex and the Cityを見た事がないので
知ってる限りの印象値で、ネタ書きますのでw
方向間違っててもキニシナイで下され(;´Д`)

◆◆◆

久々に時間を共有するため
私たちはホテルのラウンジに集まった。
この数年、お互いに忙しかった所為で
他愛のない会話にかまけるなんて、
何時ぶりだったろうか。

私たちはグラスを傾けながら
必然的に、アノ話へと話題を向ける。

「ねぇ、ウィットマーシュ?」
「彼とはその後、どう?!」

マーティン・ウィットマーシュは
3年前に、理想の彼と出会ったのだった。

当時のウィットマーシュは
バラ色の笑顔を輝かせて、私たちに
何度も言ったものだ。

「彼がね、生涯私と共に居たいんですって!」

ウィットマーシュの“彼”は
幼い頃からの、知り合いらしかった。
才能も容姿も、目を見張る物があり
ウィットマーシュは彼に惚れ込んでいた。
当時、逢えばその“彼”との惚気話を延々と続け
随分と私たちを辟易させたものだ。

自分で「その後どう?」と話を振りながら
少し身構えて、ウィットマーシュの答えを待つ。
しかし、ウィットマーシュの反応は
私の予想とは些か違っていたのだった。

「3年も付き合うと、色んなコトが見えてくるわ」

ウィットマーシュため息混じりに言った。

「彼、虚言癖があるの」
「全く子供じみてるのよ!!」
「成熟した大人になるべきよ!!!!」

予想だにしなかった剣幕に、
私は少し驚いた。少し前、ウィットマーシュは
彼の子供っぽい所を、可愛いと言っては
ウットリと潤った瞳で、彼を思っていたのだから。

はあっと深いため息をついた
ウィットマーシュの携帯がけたたましく鳴る。
話しぶりが、どうやら件の彼のようだ。

電話を取ると、みるみるうちに
ウィットマーシュの貌から血の気が引くのが
解った。ウィットマーシュはただ狼狽した
態度で、震えながら電話を切った。

「…どうしよう」
「彼、オーストラリアで起訴されるわ!!!」

私たちは、言葉に詰まった。
状況がにわかには理解出来なかったのだ。

「ウィットマーシュ、どうしたの?」
「彼は何をしたの?!?!!!」

ウィットマーシュの震える肩を支え
私たちは、問いただした。

「彼ったら、警察車両の前で
暴走行為をしたらしいの!!!!!!!!!!」

突然、小さく震えていた
ウィットマーシュは大声を張り上げた。

「こうしては居られない!!」
「お抱えの弁護士に連絡しなくちゃ!!!」

「ごめん、そう言う訳だから私はこの辺で失礼するわ!」
「お会計、これで足りなかったら言って頂戴!」

そう言うと、ハンドバッグの中から
50ドル紙幣を4枚、カウンターに置いて
足早に彼女は立ち去った。

取り残された私たちは
目をばちばちとさせ、呆気にとられるばかりだ。

───ルカを除いて。

「人生、色々あるものよね…」

ルカの飲み干したグラスから、
カランと氷の高く澄んだ音が聞こえる。

ルカは、昨年末
14年付き合った彼と破局していた。
お互い納得しての、離別だったらしい。

それから、間もなく
「別れた彼にも負けないくらい
素晴らしい才能の持ち主を見つけた」と
晴れ晴れと語っていたのだったが…

お酒で少しだけ饒舌になったルカは
表舞台で見せる顔と、少し違った
アンニュイな表情をして、携帯を手に取る。

画面を開くと、そこには
私たちも良く知る名前が現れていた。
ルカの14年付き合った、元彼の名が───。

「まだ、消せないのよ」

ルカは自嘲気味に言った。

「それどころかね、時々電話をしたいって」
「呼んで逢いたいって衝動があるの」

「今の彼に悪いから、その衝動は何とか抑えてる」

そう言って、携帯の画面を閉じる。

顔では笑って見せているルカだったが、
目は笑って居なかった。

私は、人の恋愛模様って
色々有るのだなぁと、心に仕舞いながら
ルカのために、新たなカクテルを注文した。

《おわり》

※この妄想劇に
 該当する実在の人物が思い当たっても
 まったく実在する人物/事象とは
 無関係であります。
 尚、語り部主人公設定はホーナー様(何)

つーか、こんなコト考えて
F1見ながら暮らしてる、自分が憎いお…。
時々この腐れ脳を叩ききりたくなりますぜ(爆)




2010年05月12日(水)
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