×××こぉんな日××× |
2001年06月15日(金) +++前進+++ 夏休みとある 小学校では 秋の音楽会にむけて その時に演奏する楽譜を生徒さんに配布し ピアニカなり笛なりで 練習してくるように指導される。 音楽教室に通う子供達が 年に一回とっても張り切る1日 音楽会。ここで ちょっと変わった楽器をするのが うちの生徒さんのなかでも ポイントとなっているようだ。 わかるよなぁ 体育の苦手な私もここは 張り切れるところだったから。 おととしの事だった。 夏休み 実にひと夏かけて ダウン症のよしみちゃんは オルガンやエレクトーンなどの鍵盤楽器を割り当てて欲しくて ピアニカを頑張った。楽譜を見せてもらって 全体の感じを 録音した。それに合わせて 一緒にピアニカを吹いた。 アンサンブル能力を問われるだろうからと その年の発表会は アンサンブル中心だったので わざと よしみちゃんに技量より 難しいパートを渡して 弾けるように皆について行けるように 頑張った。人前で 叱りもした。長い長い 夏休みだった。 夏休みが過ぎ 発表会も終わり ピアニカも吹けるようになった。 完璧だった。それなのに 音楽の先生は認めてくれなかった。 いつもそう・・・。ひろみちゃんは 変な音を出されると困るのでと ハーモニカをセロテープでふさがれた。きよしくんは 途中で 奇声を出さない様にと念を押された。(彼は内気でそんな事はできない) どこの先生もとは言わないが みんな辛い思いを経験している。 その度に お母さん方と 泣いて来た。私も 弱かった。 吹けるようになったら ちゃんとピアニカをチューブ以外で持てない。と 言われた。悔しいから マウスピースの角度を変えたり どうしたら よしみちゃんが鍵盤を見ながら 吹けるか 考えた。 難しい所は 吹かなくても良いとも言われた・・・・。 一切どこも省かず吹けても 楽器は変わらなかった。 同じ仲好し学級のお友達に不公平だという 訳のわからない事を 言われた。ようは 割り当てる気は 始めからなかったのだった。 悔しくて悔しくて・・・。 来る日も来る日もエレクトーンそっちのけで 練習した。 音楽会は うまく行った。当然の結果だった。ものすごく頑張ったのだから。 音楽の先生が「よしみちゃん吹けましたねぇ。お母さん頑張りましたねぇ。」 とぬけぬけと言った。 お母さんが怒ったのは 言うまでもない。「頑張ったのは子供です。」と。 良くおっしゃったと思う。その後 その先生は他の件でも クレームがつき 1年間休養される事になった。 その前に 校長先生に促され 謝罪はされたらしい。 私達は よしみちゃんが音楽を楽しんでくれれば良いと思っていたから 先生がお休みになった事 少し嬉しかった。 今年の4月その先生が復帰された。 またか・・・6年生で今年の音楽会は最後だったから 望みが絶たれたような気がした。 今日 よしみちゃんが明るい表情でやって来た。 音楽の先生少し変わられたようだ。よしみちゃんの頑張りに 目をむけてくれ うたのテストよしみちゃんがうまく歌えなくて もう1度再チャレンジしたいって言った事聞いてくれ 時間を作って 受けさせてくれたそう・・・合格できて嬉しかった様子。 うちのレッスンのソルフェージュの宿題がわからないから 試しに相談に行ったら ちゃんと答えてくれたらしい。 「お母さん ずっとエレクトーン続けられたこと ものすごく よしみちゃんのプラスになってる」風な事も 言われたらしい。 何が先生を 変えたのかわからない・・・ でも よしみちゃんがつまらないって言ってた 音楽の授業 楽しめる様になってくれた事 1番嬉しい。 その事 報告してくれた事 なによりも嬉しい。 嫌な思いをする事が 少しでも減ってくれたらいいねぇ。 あと1ヶ月少しで 夏休み・・・ 9月には発表会・・・ 長い長い 夏休みの始り・・・足音聞こえてきそうだね。 また 汗沢山かくことになりそう・・・。 |