Silent Song
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2002年03月20日(水) |
苦しさの「限界」と、失えない「正気」 |
思いきり「タガ」を外して 感情の荒れ狂うまま 爆発しそうな辛さの果てに
恥も外聞も気にせず 暴れ狂ってしまえば良いのに、と
そう思いました
…でも、 そうできない・・・
「怖いから」
「恐いから」・・・
どんなに辛くても 発狂したいくらい、 感情が抑えられなくて苦しくても
爆発したら 狂ったら
自分が「越えてはならない線」を 越えてしまうような気がして・・。
他者に「異常」と見られるのが 恐くて・・・。
そんな風に一線を越えてしまったら どうなるか… どう反応されるか…
そんな 「理性」という抑えが 縛って私を狂わせない。
そうなるのが、恐い・・・・ そうなる、まさに手前の状態の自分も ・・・・こわい
・・・・。
でも、本当は・・。
・・・本当はもう、 「抑えすぎて」狂ってるのにね。
・・・・。
抑えて表に形に出さなけば、 押し込めていれば、 そうして何事もないようにいられれば 「健全だ」というのなら
一体、どんな「状態」をもって、
「正常」だとか「異常」だとか 線引きができるというのか。。。
一体、何が「真実」なのだろう。
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あの時、
感情があまりにも 苦しくて、苦しくて…
とても自分の中で コントロールができなくて
痛くて、恐くて、悲しくて
私は、堤防に停めた車から ”振り切って”一人離れ…
堤防を降り、
川に向って速足で歩きました。
夜、静かで寒い川原。
人気(ひとけ)のない川原。
でも、周りの建物のネオンや街頭、 橋の上を走る車のライト、 そして橋を彩どるライトアップが ゆらりと流れる川の流れの水面に反射して とても綺麗でした。
まるで、水の中に もう一つの「街」が あるみたいでした。
空には星と欠けた月が 冷たく澄んだ空気に包まれて 私を見下ろしてました。
寒くて、手はかじかんで、 歯はガチガチと鳴いてました。
私の心は辛くて荒れてました。
「水の中に入ってしまえ」 「本当に辛いならそれくらいするだろう?」
そう思う気持ちもありました。
・・・水と砂の境界に立ちました。
黒い水に手を入れました。 バシャッ!と音をたてて砂をつかみました。
・・・・・。
それだけでした。
足は動きませんでした。
結局、水の中には入れませんでした。
ただ、黒く… キラキラと光を反射する 静かな、静かな川の流れを
ただ、見ていました。
私は・・・・ これからもきっと、自分は、
どれだけ苦しいと叫んでも どれだけ心細いと泣いても
結局
「生きることもできず」
また
「死ぬこともできず」
”生きて”いくのだ…と
そう感じました。
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これはその時の 「一つの側面」
そして ・・その時の、もっと大きな 「もう一つの側面」は・・・
もっと未熟で、 もっと情けなくて、 もっと臆病で、 もっと勇気もない、 弱い自分の真実。
胸がイタイよ
抑えようと思っても 抑えきれない
だからといって 出したら出したで”自己嫌悪”
やり場のない「自分の中の猛獣」
これを抱えて、 自分の中、 必死で抑えながら なんとかやり過ごすってこと フツーに生きること、
とってもとっても
辛いんだよ・・・・・
そして何より 虚しい・・・
ヒトリで生きることも辛いけど ヒトリで<しか>私は生きられない。
辛いなぁ・・・。
この猛獣が触発されないよう 抑えながら、 誰とも距離を置いて孤独にヒトリ生きるのが やっぱり、私の運命なのだろう。。
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