Silent Song
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2005年05月21日(土) |
「柵(さく)」を越えて |
----------------------------------------- 「あなたはダメなのよ」 「○○したらダメなのよ」 「だからあなたはダメなのよ」 -----------------------------------------
…って固定観念、 自分自身に対しての過度の厳しい評価、
ってどこからきてるんかなーって ちょっと考えてみたら、
…うちの親だった。(母親)
母親に言わせれば、 自分も自分の母親にそういう教育や 評価を受けてきたみたい、
だから私に対しても、 幼い頃からそういうシツケをしてきた。
…でも出来上がったのは、 「自分でも自信がもてなく 不安な弱い人間」だった。
自分の考えを覆したのは 連れの評価だった。
初めて、母以外の人の価値観で、 私は認めてもらった。 通信簿じゃない評価で、 ありのままの自分を理解してもらえた。
目からうろこが落ちた。
「え、そういうのって許されるんだ」 「自由なんだ・・・・。」 …って感じ?(苦笑)
昔の自分のメールを読んで、 昔の自分が自分を許せないことを 今の私が読んで、
「なんでこんなに自罰的なんだろ、 この子は…。 それくらい、別にかまわないのに…。」
…って思った。
知らないうちに、 自分の考えや価値観に【狭い囲い】が 組み込まれていて、 そこから出るのを極端に恐れていた。
でも、今ならそんな過去の自分を 「大丈夫だよ」って抱きしめてあげられる。
お母さんを責める気はない。 母だって私と同じぐらいの年齢だったわけで、 それに一人の人間だから、 完璧じゃないもの。
…でも、私が【自己否定】の殻から 抜け出すには、
無意識に縛りつけられてる 【幼き頃からの母の価値観】から 抜け出せないといけないんだと 思った。
精神的にも、「母」から 自立or分離しなきゃいけないって。
自分を否定するのは極力辞めよう と思った。
外れるのを怖がってた「柵(さく)」を 外れてみたら意外に、 大丈夫だったから。
危険圏だと思い込んでたところは、 別に「正常範囲」だったんだ…。
でもその「正常範囲」も許せないことで、 私は私の心を追い詰めていた。 自分自身の首を絞めていた。
それを気づかせてくれた、 試させてくれた連れに、 心から感謝したい。
いつか恩返ししたい。
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