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■ 今井バルジャン、再び
今日は会社を午後半休して目医者へ。初めての病院だったので、今まで使っていた 目薬と同じ物を処方してもらおうと思ったら「これステロイド入っている目薬です よ?ずっと使ってるの?」と言われた。 もう15年位同じ処方で出してもらってるんですよね、ソレ。 うーん、全然気にしてなかったなぁ。「長期の使用はあまり奨めないよー」という 医者の言葉に「じゃあ、別の出してください」という私。 ちゃんと効けばなんでもいいのさ。
夜は帝劇でまた『レ・ミゼラブル』。なんだかんだと事情があり追加で取った公演 で、H列のセンターブロック。 今日のキャストは今井・高嶋・マルシア・山本・坂本・坂元・剱持・駒田・森。 今井さんのバルジャンは誠実さ実直さが伝わってくるバルジャンですね。不器用な 生き方かもしれないけれど、真直ぐに歩いていこうとするバルジャンの心が見える 感じ。地に足のついた印象が強いです。人間臭さが良くも悪くも残っているよね。 (山口バルはある意味『聖者』としてアッチ側の世界にいっちゃってるんで(^^;) 台詞にこもったバルの感情のブレにまた泣かされました。あうあう。 裁判所での告白の前の迷いとかいいですねー。バルジャンが名乗るまで悩んだ時間の 経過がすごく判る。 最後にコゼットの額にキスしてあげるのも好きなんですが、今日はコゼットとマリウ スの前から姿を消すシーンで一番きました。2人の中を認めてあげた後でコゼットを 抱き締めるじゃないですか、あのシーンでの今井バルのコゼの抱き締め方に泣けた〜。 あの時点でバルジャンは姿を消すつもりなので、コゼットを抱き締めるのもあれが 最後だと思って抱き締めているんですね。剱持コゼはいつも通りにキュッて抱き着い ているのに、バルの方は愛おしそうに、包み込むように抱き締めているんですよ。 うわー、と思いました。今井さんも小さい動きでバルの細かい心情伝えてくるね。 (そういえば砦脱出の時にすぐに下水道に入らないで逃げ道探すようになってたなぁ) これがあったので、エピローグでの再会の時は観ててボロ泣きなくづきでした。
唯一、下水道でのジャベール振るまいに「結局お前には何も判らないのだな」と 否定的に(見える感じで)首を振るのがちょっと気になってます。 あのシーンだけ今井さんのバルジャン像に違和感。あそこだけバルに「神の側に いる優越感」のようなものを感じてしまいます。ジャベの事を見下しているっていう か…。うーん、何だろう。他のバルは首振りやらないですよね。
高嶋ジャベールは初めて観た時はビックリしましたけど、今は慣れたかも。 細かい表情とか妙な小芝居とかで気になるところも多いのですが(^^;、最初から 最後まで「高嶋ジャベール」ってキャラクターには一貫性があるので、イイかなーと 思ってしまうようになりました。 自殺の時のナイフを胸に刺す動きだけはフフッと笑っちゃうんだけどね。
エポの真綾ちゃんは可愛げが出てきてGood!です。マリウスに気に入られようと 可愛く振る舞う感じが好きです。「On My Own」も力強さと切なさが感じられて 良かった(ToT)
坂元アンジョと学生チームも初期の頃にくらべると逞しくなったなぁ。 このリーダーになら着いて行こう、世の中を変えよう!と思えるようになりましたね。 今日のグランテールは伊藤さんでした。彼のグランはやる気のなさそうなダメダメ感 がいいですね。酒の力で大口叩くけど、ホントは恐くてたまらない、他の学生たちの ように信じる物見つけることも出来ていない…って感じ?最後にアンジョに何か言い たかったのに、伝える前に逝かれてしまった時の絶望感みたいなものは阿部グラン より哀しいかも。
一緒に観たモン子ちゃんが「テナルディエってあんなに重要な役だったんですねー」 と言ってくれたのにニヤリ。その為に駒テナ×森クミの日にしたんだよん。 駒田さんのテナルディエは「小悪党の王様」って感じが好きですねー。笑顔の裏で 舌をだし、こちらはその事に気づかされないまま…ってキャラに説得力があってそこ が好き。ただの嫌な悪党じゃ終わらないね。
2003年08月21日(木)
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