航海日誌

2005年10月15日(土) どちらが先か。

こんばんは四亜です。

いい加減、更新もしたいけど、時間も知識もありません。(うう)

イノベータ理論

簡単に言うと、消費者が商品を買う時どんな風に検討し、買うまでの早さのこと、だと思う。

その製品知識が高く、善し悪しを判断でき、比較検討して買うユーザをイノベータとかオピニオンリーダとか呼ぶ。んで、次に製品の機能やサービス、価格ていう明らかなメリットを検討の材料とするユーザを、アーリー・マジョリティ、最後に企業イメージやサービスイメージなどで検討するユーザをレイト・マジョリティ、ラガードなんて言う。この三つの階層は、三角形になっていて、カースト制度みたいに、下へ行くほど人口の割合が高い。
つまり、日本ではまだまだ企業イメージが優先される場合が高い、ということかな?

けれど今は大企業であっても、過剰在庫があったり、上辺だけで安心できる所は少ないと私は思う。それで、本日のお題。

どちらが先か。
例えば、今ウェブサイトを運営するにあたって必要な技術を取得するのが先か、パソコンあるいはツールが進化してブログのようにもっと簡単に誰でも使えるものが出回るのが先か。
そんなことを考えました。

最近思うのは、私は確かにウェブをデザインすることは嫌いではないけど、それに追従する知識にはそれほど興味があるわけでもなく、むしろクライアントとデザイナーの間のディレクター業務に興味があることがわかりました。
それは、仕事をしている中でいかにコミュニケーションロスが原因で遅れをとり、それによって出た損失を考えると、本当に無駄なことはなんなのかと思ったからです。

今のうちの会社のような小さな会社だと、特に上司が若い所為もあって人材を育成することに余裕がありません。だからこそ、派遣会社なども最近多く起業され、またこれからも増えていくのでしょう。しかし派遣は所詮派遣、その会社にとって利益となる人材であればいいけれど、利益となる頃には辞める人が少なくない。派遣も善し悪しがあります。
個人的には、派遣という制度は推奨したいです。ただ、日本の会社組織において、それが高い確率で有効なのかと聞かれると、よくわかりません。
ビジネスよりまだまだ人情が絡んでいる現状では何とも。とはいえ、ホリエモンのような考え方もどうかとは思うのですが。(いや、上司としてはいいんだけど。)

うちの会社も社長の理念はともかく、それに社員がついて行けてない様に見えるので、会社運営って大変だなぁと人ごとながらに思います。むしろパートさんの方がよほど割り切っているし、良い人に出会えればかなり長い期間勤めてくれたり、革新的なアイデアが出たりする。

そんな中でやっぱり重要なのがコミュニケーション。
最低限度の報告連絡相談ができてないのは、年の若さ老いに関係なく重要な問題ではないか。
それで、最近、コーチング、なんて言葉が出て来ているのかと思うけれど、いくら話し方を身につけ、思うように会話をつなげれても、心底その人の心から出た言葉でない限り、感謝や謝罪は相手に伝わらないし、相手が初めから聞く姿勢でない場合、両者の間にそれは成り立たないものなので、コニュニケーション能力というのは、相互関係が成立しなければ意味のないものなのだと、改めて実感した。

当たり前のことだけど、それができていないことが多い、と感じるのは、普段の生活でも然り。

では私はどうすればいいのかという所に立つと、見分ける判断をつけなくてはならないと思う。
その人が、嘘をついているか否か、その人が、聞く耳をもつか否か、その人が、話すべきことを話せるような環境であるか否か。

特に、人というのは、大勢で集ると、互いに牽制しあい、無難な会話を求めるもので、身の無いことも多い。すべてに共有できる話題を持つということは必要であるけれど、全てがそれではいけない。自らを顧みて、「うまくやろう」としている人は、総じて小手先だけでしか動こうとしないので、たちが悪い。何が不満かといえば、そんな小手先だけで仕事が回るくらいならその仕事はたいしたことが無い、ということだ。私は今そんな不満をどうにかすべく日々戦っているのだろう。

だから、きっと私がこの先つく仕事というのは、そういった人と人を結ぶ仕事で在りたいしその予定だ。それは、私が学んで来たデザインとは技法が違うけれど、本質的なことはデザインと変わらないのだと思う。今はまだ、この程度にしか自分の未来を想像できないのだけれど。

とりあえずそんなわけで、今日も更新ありません。すみません。


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