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2002年05月25日(土) ■ |
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まーた、徹夜明けに寝ちまったー…。 そのまま起きてて出かけようと思ったのに…。
まあとにかく。 日常生活の気晴らしに、映画、見に行って来た。 話題作「スパーダーマン」。 アメコミ原作見たことがないのでどんなもんなんだろうと思いつつ。 すでに映画を見たアメコミ好きの知り合いに言わせると、「…いやー…、あんまり」てな感じだったらしい。 原作とはだいぶ違うできばえになってたみたい。 で、見た。 面白かった。 トビ−・マグワイアのあのヘアスタイルには「うーん?…ファッションこだわらないマジメ君キャラのヘアスタイル?…狙い過ぎてて行き過ぎな気がしてくるな…」と唸りましたが、それ以外には大した文句もつけず。 いや、アクション・エンタテインメント映画大好きなんですよ。 ミニシアター系もよく見るけど、B級映画(ハリウッドの、わかりやすいストーリー展開のアクションもの等)のほうが好きなので、基本的にB級映画に関しては文句を付けません。わかりやすい、ノリで楽しめる映画は大好きだ。
さて、スパイダーマン。 語りましょうか。なるたけネタバレなしにしたいなあ。
簡単にいえば、超常の力をふいに手に入れた主人公(ピーター:トビ−・マグワイア)が、身近な人間の愛や憎しみ、身近な場所で起こる出来事などに触れてその力の使い道を思案し、やがて正義のために行使し、愛する人を守る、というストーリーだ。 やっぱりわかりやすい展開(誉め言葉)。 でも、行き着くところ、終わり方はちょっと違う。 今回はネタバレを避けて詳しくは話さないことにするが、私はこの終わり方がかなり気に入った。これはいい。なんだか少し、話としてリアルに感じられる。そこがいい。 全体としては、テーマは「愛と正義」、この一言に尽きると思う。 このテーマがまーたアタクシ大好きで。 映画のTVCMが2パターンあるが、この2つがまた明確にその2大テーマを表している。ちなみに私はどちらも好きだ。 4月中旬くらいまでやってたやつがスパイダーマンとしての主人公ピーターなりの使命感・正義を全面に押し出していて、今現在流れているものは、テーマソングに載せてピーターと、ヒロイン・M.J.(メリージェーン)のラブ部(造語)をピックアップしている。 1本目から2本目にTVCMが切り替わったのに気付いた時、私は「え?スパイダーマンてラブ話だったの?」と驚いたが、どうやら事実そうだったらしい。 しかし、映画を見てみたら、このラブ部がまたいい。 「とりあえずヒロイン出しとけ」根性であるとは思うが、ストーリーが自然に組みたっていて、その根性が丸出しではない。 しかも二人はラブラブ〜という雰囲気の作りではない。 そこがまた気に入った。 もー、本当に2本柱なのだ。愛と正義で。 それがいい…。 セリフ的にぐっときたのは「This is my gift. It is my curse.」ってやつ。これはTVCMでも言っている。 まーた、「これが僕の運命(直訳:映画では使命と訳した気がする)。これが僕の呪い」ですよ! 運命で呪いなんですよ。呪い呪い。 ヒーローにヒーローであることを自分の呪いだと言わせるハリウッド映画って私初めてみた気がするわ。 同じ言い回しなのもいい。 これも含めて脚本のセリフ回しは、私的になにげにポイントが高い。 しかしアメコミ原作好きの人にはこのシリアスな愛と正義(特に正義)は嫌がられるかもしれないなあと思った。 原作は読んだことないけど、多分もう少し軽く、スパイダーマンのヒーロー性を押し出してやってる作品が多いんじゃないかしら。 「HAHAHA! I'm Spiderman!」みたいな。 少なくともそういう感じじゃなかったからなあ。 まあ実際どうなのかは、原作好きな人に聞かないと分からないけどさ。
ところで、ワタクシ、スパイダーマン自体(というかそのコスチュームデザイン)が、かなり好きで。 蜘蛛の巣を体中に描いてるところなんてデザイン的にすごく素敵だ。 格好いい。 実写になったら、あのウェブ模様がメタリックカラーでときどき光を反射すると来た! かっこいい! このスーツデザインで、わざわざCGで作った細かい模様を薄くプリントしてさらに陰影まで描いてボリューム感を出したってところがすごい。 スーツにすごく手が込んでる。その手の掛け方は職人めいていてすごく素敵だ。 技術者万歳! しかし技術と言えば、この映画見てて技術も日々進化してるなあと思したね。 CGを各所、細かいところでも本当によく使いまくってたけど、あまりそれとは気付かせないレベルのものであったり、なおかつそれをスピード感充分なカメラワーク・映像効果で紛らわしてたり(←あんまり良い表現じゃないんだけど、ボキャブラリー貧困で上手い言葉が出ない。…やあねえ、語彙が貧しいって)。 あと音楽、というか主にテーマソングが良かったー。 CMでも流れたあの曲。 誰の曲なんだかすごく知りたい今日この頃。(映画本編のスタッフロールをうっかり見なかったのでわからない) 他の曲もいいし。 音楽やってたダニ−・エルフマンが「MIB2」でまた音楽を担当するらしいからこりゃ見なきゃっつー勢い。 ダニ−・エルフマン、いいねえ。
さて、そんなこんなで総評。 前述の通りだけど、面白かった。 派手で痛快でラブロマンスありで時折笑わせてくれて。 よくあるパターンのヒーロー映画ではあるけど、それでもやっぱりまた見たいと思わせられたことは確か。 ビデオ出たらまた借りようかな。
それでは、次は「浅間山荘」みたいけど、もう終わっちゃったのかな、まあとにかくその次は噂の「少林サッカー」を見て、夏は「MIB2」を見るぞ!と意気込んで。 今日のところはこのへんで。 明日は仙台言ってくるぞ! 今度こそ起きろあたし!
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