21世紀猫の手日記
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そのばあちゃんは、入れ歯がなかった。お茶は嫌いで、ジュースや牛乳が好きだった。で、ミキサー食を食べていた。ミキサー食とは、お粥もヤマト糊のようにどろどろで、米粒がなく、おかずも全部どろどろなのだ。その婆ちゃんは、たまに口に詰め込んでむせることもある。
ばあちゃんに午前中、彼女のリクエストでコーヒー牛乳をあげた。少し飲み残していたが、ZAZAは気にしなかった。お昼になった。ばあちゃんは、お昼ご飯のミキサー食が、どろどろしすぎていて水分が足りないと思ったらしい・・・。コーヒー牛乳を全部にかけて、まぜまぜしていた・・・。
すまん。たまに君がお茶かけているのはみていた。コーヒー牛乳をかけた今日のメニューは、白身の焼き魚だったね。せめて、お茶を置いておけばよかったね。 お粥にも、お魚にも、酢の物にも、お吸い物にも・・・ぜーんぶコーヒー牛乳が・・・・(泣) つい、聞く。「・・・それ、口に合うかい?」 婆 「いや、口に合わないものばっかりだ」 ・・・・・・「だろうね・・・」いや、すまん・・・。
zaza9013
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