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ほんとのわたし - 2001年07月03日(火) ずっと強がって生きてた。 弱音吐いちゃだめ、愚痴こぼしちゃだめ。 人頼っちゃだめ、諦めちゃだめ、投げ出しちゃだめ、って。 プライド高くって、弱み見せたくなくて、意地張って、 淋しいときに淋しいって言えないで、幸せじゃなくても幸せなふりして。 気が強いから悔しくても笑ってて、トイレで隠れて泣いたりして。 だから、自分を誤魔化すために、走り回って、飛び回って、 できるだけ自分を忙しく忙しくして、やらなくていいことまで頑張って。 1日が48時間だったらいいのに、っていつも思ってた。 なんであんなに頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ、って息巻いてたのかなあ。 そんなだから、充実感はあったけど、しょっちゅう空しさも感じてた。 無理して無理して無理しすぎて、ほんとのわたしを見失ってた。 今は1日が72時間あるみたいな毎日。 空が暗くなるのを見ながら、「あー、やっと一日が終わる。なんにもしなかったなあ、今日も」って思って、「目がさめたら明日なんだー。いいのかなあ、こんなで」って思いながらベッドに入る。朝起きたら「また長あい一日が始まるんだあ」って思う。 そして、考えることといったら、あの人のことばかり。 考えてもしょうがないこと考えて、毎日毎日気持ちが動いて、どこにもとどまらない。 嫌になる。ほんとにバカだと思う。これはこれで、もっと空しくなっちゃう。 こんな自分はもっと嫌い。こういうのも、ほんとのわたしじゃない、と思う。 こんな自分が嫌いだから、強がりでいる方が自分らしいのかな、なんて思った。 あの人が、強がらなくていいこと、意地張らなくていいこと、教えてくれて、 きっと力が抜けすぎちゃったんだって思った。 わたしは強がっていなくちゃ、しっかり生きられないんじゃないかな、って思った。 それで昨日、電話であんなこと言っちゃったんだ。 ほかの人好きになりそうとか、 あの人がわたしのこと忘れても仕方がないようなこととか、 あの人にとってわたしの存在なんか意味がなくなるっていうようなこととか、 わたしがあの人から離れていこうと思ってるみたいなこととか。 例のメッセンジャーの彼が優しくて、会いたくなったのは本当だけど。 今朝、メッセンジャーの彼にも言われた。 「自分に正直でいなくちゃだめ」って。 「好きな気持ちに正直でいればいいんだよ」って。 そう、自分に素直に、正直になることを教えてくれたのはあの人だった。 あの人はいつも自分に正直で、昨日もそのままの気持ち言ってくれてた。 昨日のわたしは無理してた。だからずっと後味悪かった。 かけひきなんか、出来ない。かしこくなんてなれないよ。 あの人は無邪気で純粋で罪のない天使だから。 あの人の前ではほんとのわたしでいたい。 ぐじゃぐじゃでみっともなくてもいい。 でももう少しだけ、強がってていい? 明日もメールしないよ。 少しくらいの強がりは、ほんとのわたしだから。 きっといつものように見抜いてくれるから、大丈夫だよね。 国家試験の受験通知がとうとう来てしまった。 明日から、本気で頑張ろう。 ちゃんと1日24時間で生活しよう。 あの人ほどじゃないけど、頑張りやのわたしもほんとのわたしだもの。 自分を好きにならなくちゃ。自分に正直になるってそういうことなんだ。 好きな自分が「ほんとのわたし」なんだ。 ・・・って、今日は、そう思った。 -
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