天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

罰 - 2001年08月31日(金)

なんであんな電話になっちゃったんだろう。
せっかく楽しいおしゃべりしてたのに。
わたしがまた彼女のこと聞いたから?
でも平気だったんだよ。
「きみが辛いから内緒にする」って言っといて
あなたは明日デートするって答えたけど。

「ちょっとだけ会うだけだよ、夜また仕事があるから。」

「じゃあ、もう会わないよ。それできみが安心するんだったら。」

「怒ってるんじゃないよ、きみが悲しまないようにしてあげたいだけ。」

違うんだってば。そういうことじゃないの。
そういうことじゃなくて、・・・。
言ってもしょうがないってわかってるけど。

このままずっとずっとずっと悲しくて、
一生終わっちゃうのかなあ、わたし。

このままだったらまだいいけど、もっともっと悲しくなるんだよ。


泣きながらいつのまにか眠ってたら、電話が鳴った。
あの人かな、と思ったら、ハンサムドクターだった。
「寝てたの? じゃあ、切るよ。寝てよ。明日病院で話そ。」

ドクターが電話を切りそうになるから、わたしは言う。
「だめー。だめー。いいの、もう起きるから。」

昨日、ほんとは土曜日のデートの約束した。
知らないよ。
ちゃんと掴まえててくれなかったら、ドクターのものになっちゃうんだから。
・・・なんて、そんなのは「彼女」の台詞だよね。
あの人は「ダメ」って言うけど、
デートしなくったって、あの人が掴まえてくれてたって、
その先はない。

だけど、ハンサムドクターとだって、先は見えない。

一緒にいると楽しい。
電話がかかってくると嬉しい。
腕の中が居心地いい。
すごく自然に一緒にいられる。
ずっと前から恋人だったみたいに、
抱き合えた。
このままステディになれたらいいと思うけど。

だって、わたしまだ結婚してるじゃない。
夫とどうするかも決めてない。決められない。
わたしが決めるだけじゃ、決まらない。


見つけた出口は、こんなんじゃなかったはず。
出口をふさがれたままで、
まだまだ出られそうにないままで、

今までよりもっともっと滅茶苦茶になってる。

ひとつずつ解いていかなくちゃダメなんだったら、
結婚からだよね。

もう少しほっといてもいい?
このまま何もかも。

そしたら次は何が起こるんだろ。
なんか大きな罰を与えられるんだろうな、多分・・・。


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