正気に戻った - 2001年12月09日(日) 夜中の2時半。 洗濯するのを忘れてたことを思い出した。 明日着る白衣がない。慌ててお洗濯開始。 ついでにシーツも洗う。夜中の2時半なのに。 ランドリールームから戻って来て、ふと窓の外を見たら、すごい霜。 黒い車のルーフがまっ白になってる。 窓を開けて、たばこを吸ったら、キーンと冷たい空気が気持ちよかった。 一本吸い終わる頃には頭がくら〜っとするほど寒くなって、慌てて窓を閉めた。 明日は早めに出て、エンジンあっためなきゃ。 いつもより少し早起きしなきゃ。 朝あの人が電話くれるって言ってた。 だったらなおさら早起きしなきゃ。 雪が降ったらいいのにな。 去年の今日は雪だった。 あの人に送ったメールに書いてる。 「いいなあ〜雪。こっちにも分けてほしいくらいです」。 いつものように、短い返事が来てた。 クリスマスプレゼントを送ったっけ。 あの頃一日に何度も、車の中でも病院でもかかってた「This I promise you」。 ナップスターからダウンロードして、インターンのプロジェクトしながら毎日うちでも聞いてた。 「初めて聞いたとき、あなたの言葉に聞こえたの。今はわたしには言ってもらえないけどね、いつか遠い未来にまた出逢えたとき、きっとあなたは言ってくれる。だからその時までに、ちゃんと全部覚えておいてね。『約束する』は、わたしの一番好きなあなたの言葉なんだよ。」 訳した歌詞と手紙だけ送ろうと思ったけど、やっぱり曲も聴いて欲しくて、 CD 買って一緒に送った。 「聴いたよ、CD 。」 「ほんと? あたしの好きな曲、聴いてくれた?」 「聴いた。」 「ね、素敵だったでしょ?」 「いい曲だったよ。」 わたしはわざとはしゃいで言ったけど、あの人は、ため息のような、囁きのような、とてもとても優しい声で答えてくれてた。 あれが初めてこころを伝えたときかもしれない。 「百年か千年か二千年たったら、またあなたと出会いたい。 そのときには、いつでもそばにいてくれるわたしだけの恋人でいて欲しい」。 手紙と歌の訳詞と CD に、いっぱいいっぱい想いを込めて。 わたし、正気に戻った。 あんなバースデーのメッセージ、送らないよ。 あんなの消しちゃえばいいんじゃんね。バカじゃん。 だから消す。さっき書いたの。 あの人が好き。 あの人が好き。 あの人だけが大好き。 この想いを抱きしめて眠ろう。 ・・・洗濯終わってからか。 乾燥機に入れて、あと1時間か。 しょうがないや。お洗濯思い出したおかげだもんね。 頑張って早起き・・・出来るかな。 -
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