天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

夢判断 - 2001年12月11日(火)

昨日より足が痛くなった。
左足が、太ももから膝まで全部痛い。右足の足首とかかともまだ痛い。階段の上り下りが辛い。今日は6時きっかりに終わって、またぶっ飛ばして帰って来る予定だったのに、ダメだった。おっちらおっちら歩くから、仕事が進まなくて。

帰ると留守電に、「またあとでかけるね〜」ってひらがなっぽいメッセージが入ってた。

珍しく晩ご飯を作った。お米の代わりにオーゾーを使ってリゾットみたいにしたヤツにパルメザンチーズかけてオーブンで焼いた。オーブンで焼いてるあいだに眠たくなって、出来上がったときにはもうおなかすいてなかった。眠くてぼーっとしながら、それでも食べた。

からだに故障があったら、それだけで疲れる。
ベッドの中で目がさめて、慌てて時計を見た。知らない間に寝て朝になっちゃったのかと思ったら、11時だった。

夢を見ちゃった。ドクターの。もうこれで終わりって昨日言ったの誰?
もうひとり男の人がいて、3人で公園みたいなところで BBQ やってた。ものすごい季節感のずれた夢。ドクターとふたりでひたすら話してた。もうひとりの男の人はドクターの友だちって設定だったけど、なんだかふたりの会話の証人みたいだった。

「もう会わないって言ってたじゃん」ってわたしが言った。
最後の日は、夢の中ではあの最後の日じゃなかった。
「そんなこと言ってないよ。あの日きみがはしゃぎすぎてたからだよ。ああいうのはよくないよ」。ああ、ほんとだ、わたしはしゃぎすぎてた、って、意味のわからないドクターの言葉に妙に納得して思ってたけど、夢の中で思い出してたその日は、ほんとはどこにもない。

「あたし物理が嫌いだった」ってわたしが言って、それで物理が嫌いだったわけを話してた。高校の最初の授業で、先生が中庭の工事を指さして言った。あのクレーン車は土を地面からすくい上げて、その土を別の地面に移してる。あれは物理的に言えば、仕事量ゼロなんです。ふふんと鼻で笑うみたいに言った。

仕事量ゼロって何よ。人が一生懸命仕事してるのにさ。その瞬間から、そんな勉強してやるもんか、って決めた。それで試験は毎回赤点だった。毎回赤点だから毎回レポート書かされて、なんとかパスしたけど。

「僕は好きだったよ」ってドクターが笑いながら言って、「きみんちで一日ぼうっとしていたいな」って言った。「ダメじゃん。猫がいるんだよ」って言ったら、「平気だよ」って、絶対に言いそうにないこと言ってた。

ひたすらおしゃべりを続けてて、そのあいだに一回だけキスしてくれた。それは、チビたちがキーボード打ってる手元に上がって来たら、自動的にいつも眉間にチュッってするような、そんなキスだった。でも、少しだけドクターの顔にとまどいがあって、わたしはわざと知らん顔してた。

夢の一番最後のところで、ドクターはドクターの顔じゃなくなってた。ブラジルのお土産にくれたキーチェーンのにわとりがめがねをかけてる顔だった。


目がさめたら、ものすごく気持ちがよかった。
ちょうちょになってお花畑でも飛んできたみたいな気分だった。


夢って何なんだろうね。
フロイトに聞いたって、セックスにしか結びつけないからお話にならないし。誰かちゃんとまともなこと教えて欲しい。何かの暗示? ドクターは物理みたいなやつってこと? ほんとはハンサムなんかじゃなくて、にわとりがめがねかけたみたいな顔ってこと? わたしがただしつこいだけ? 気持ちよく夢見たんだから、もうほんとにこれでおしまいにしたい。まだね、病院歩くと足と一緒に、胸も痛いんだ、少しだけ。


早くあの人から電話かかって来い。「あと」っていつだろ。


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