天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

電話がない - 2001年12月17日(月)

あの人から電話がない。
日曜日の明け方に約束通りにかけてくれたけど、死にそうな声で「ごめん。今日は話が出来ない・・・」って言った。明日かけるって言ってたけど、明日っていつのことだったのかわかんないまま、一日半以上経ってる。

どうしたんだろう。どうしよう、肺炎になってて入院なんかしてたりしたら。
もうずっと、寝る時間も殆どないくらい毎日毎日仕事してる。「好きなことだから充実してるよ。楽しいよ」って言いながら、体調壊しても休まないで頑張ってた。どんなときでも、いつでも、頑張る。そういうとこが大好きだけど、元気じゃなきゃ意味ないよ。

死んじゃったらどうしようって、朝、車運転しながら心臓がドキドキじんじんしてた。
わたしに知らせてくれる人が誰もいないのはしょうがない。
あの人が天使の姿でわたしに教えに来てくれるまで、わかんなくてもしょうがない。
だけど、結婚を約束した彼女はどうなるんだろう。それほど悲しいことはない。
せめて、わたしが送った手紙とかカードとかプレゼントとか、そういうものは見つかんないで。彼女の目には触れないで。何も知らないままでいて欲しい。

わたしは、わたしは、どうなるの? どうしよう?  あの人が死んだら生きてけない。
チビたちはどうしよう? 一緒に連れて行けないよ。

空想癖は、悲しいことまでどこまでも空想させる。
天使のあの人が「大丈夫だよ。ほら、会いに来られたよ。もういつでも会えるんだよ」って、ベッドでめそめそ泣いてるわたしのところにふわっと現れて、「もうずっとここにいて。ここにいて。どこにも行かないで。彼女のとこにも行かないで」ってわたしが言って、「行かないよ。だけど曲は作らなきゃ。天国で曲作らなきゃ」ってあの人が笑いながら言って・・・。

やっぱりだめ。生きてるあなたに会いたい。
死なないで。死なないで。死なないで。

勝手に肺炎にして、死なせちゃって、そんなこと必死で思いながら運転してた。

それでも仕事してるうちに、きっと帰ったらちゃんと電話がかかってくるって思った。
そう思って、時間通りに仕事を終わらせて帰って来たのに、

電話はまだかかって来ない。



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