カラ元気 - 2001年12月20日(木) 火曜日の朝の苦しそうな声以来、また電話がない。 留守電にメッセージも入ってない。 携帯にかけてみたけど、「お客様のご都合により・・・」って繰り返すばかり。 おうちの電話にかけたいけど、かけられない。 夢にも出てきてくれない。 どうしちゃったんだろう。 ほんとに入院しちゃったのかもしれない。 どうしたの? どうなったの? 病院中がウキウキしてる。 いつもよりたくさんの笑顔の中で、いつもよりたくさんジョークが飛び交って、 クリスマスの飾り付けに囲まれた患者さんたちも、いつもより明るく見える。 いつもムスッとしてるドクターが、「ハ〜イ」って思いっきりな笑顔で声かけてくれるし、 いつもめちゃくちゃ恐そうなドクターにオーダーの変更お願いしても、あっさり変更認めてくれて、おまけに「サンキュー」なんて言ってくれるし、 ナースたちもいつもよりたくさん笑ってくれるし。 「Merry Christmas!」「Happy Holidays!」ってあいさつがあちこちで聞こえ始めて、わたしもいくつかキス&ハグをもらった。 仕事をしてると相変わらず元気でいられるわたし。 いつもにも増して、おしゃべりになるわたし。 駐車場のおじさんにバイって手を振って病院を出たとたんに、胃が痛くなる。 ラジオの音を大きくしても、チェアダンシングの気分にもなれない。 IV 繋がれて苦しそうなあの人の顔が思い浮かぶ。 また勝手に入院させちゃってる。 うちに帰ったら、もう何も手につかなくなる。 キーボードを枕にして寝そべるお兄ちゃんチビの頭を、ただなでてやるだけ。 -
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