天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

もうすぐバイバイ - 2001年12月29日(土)

今日はお休みのはずだったのに、週末出勤の同僚が病気になって、かり出されちゃった。新規の入院患者さんがものすごく多くて、文字通り目が回った。ホリデーシーズンは羽目をはずしてぶっ倒れる人が増える。

同僚のジェニーと企んだ、どこかのニューイヤーズイヴ・パーティに便乗しようって計画はボツになりそう。タイムズスクェアのパーティは3時までに行かなきゃだめらしい。6時まで仕事だから無理。あの人はその頃初詣なんかに出かけてて、電話も出来そうにない。ひとりでシティのカウントダウン、テレビで見るしかないかな。


クリスマスパーティの写真に一緒に写ってた、名前の知らないドクターに会った。「写真、出来てるんだよ」って言ったら「あとでペイジして」ってペイジャーの番号教えてくれた。帰る前にペイジしてみた。「ジェニーって子とニューイヤーズイヴのパーティ探してるんだけどさ、あなたパーティ行かないの? もし行くんだったらジェニーとふたり、入れて欲しいんだけど」って言ってみたけど、パーティの予定はない、だって。「でももしどっかのパーティ見つけたら教えてあげるよ」って電話番号聞かれて、うちの番号言っちゃった。わたしって相変わらずバカ。病院のペイジャーの番号言えばよかったのに。そしたら「うちの番号も教えてあげようか」なんて言われて、しょうがないから教えてもらった。ますますバカ。絶対とんでもない誤解されてる。全然そういうつもりなんかじゃなかったのにー。ほんとにパーティ探してただけなのに。


帰り際、アニーのオフィスにいるペニーズが、「あれから例のドクターから電話あったの?」って聞く。「ないよ」って答えたら、「電話しなよ。『ハッピーホリデー!』って言えばいいじゃん。『 Have a happy new year! 』って、元気な声で言えばいいじゃん」って言う。「だめだよ。切られちゃうもん、絶対」「切ったりしないよ」「切られるって。いいの。もうかけないの」。また泣きそうになってくる。「あ〜あ、また泣くよ、この子ったら。泣き出す前に帰りな。泣いちゃだめだよ、ハッピーニューイヤ〜!」。

誰にも言えなかったけど、ほんとはクリスマスのEカード、送っちゃったんだ。クリスマスの少し前に。「元気? 素敵なクリスマスを迎えてね」って。クリスマスなんだもん、そんな気持ちになっただけ。友だちから届いた、ゆきだるまがゆきだるまのシャボン玉飛ばしてるカードがあんまりかわいかったから、それをそのまま送っただけ。でも、クリスマスだもん、「メリークリスマス」くらい言ってくれるかなって思った。

返事が来るどころか、ピックアップ通知さえ来ない。開けずに捨てられたんだろうな。絶対誰にも言えない。バカすぎて言えない。

最後の最後まで大バカ。バカの大行進。


帰ったら、留守電に無言のメッセージが入ってた。あの人だ。
約束通り電話くれたのに、突然の仕事のせいで話せなくなっちゃった。

あなたと話がしたい。明日はいっぱい話せる? 一足早く2002年に行っちゃうあなたを送り出してあげる。


もうすぐバイバイだね、2001年。
痛いことだらけで、おまけにバカの大行進が最後までついて来るけど、

どれもみんな忘れないよ。




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