突然 - 2002年05月31日(金) 突然・・・ 明日から仕事がなくなっちゃった。 今日病院の HR とボスに弁護士さんから電話があって、 わたしの今日期限の政府の審査、間に合わなかったらしい。 らしいって、 人ごとみたいに言ってる場合じゃないんだけど。 1000ドル余分に政府に払って特急審査の申請したのに あれは何だったんだろう? 今日中に結果が来るはずだったじゃない。 でも政府が悪いんじゃない。 弁護士さんが悪いんでもない。 原因は、HR のディレクターが書類を弁護士さんに送り返すのが遅れたから。 またやってくれた。この間とおんなじ。 事情を知らないボスは 明日からのわたしの仕事のカバレージに焦って 最初わたしに怒ってたけど、 説明したら HR のディレクターに呆れてた。 でも自分の病院の HR じゃん。 呆れるのはわたしだって。 っていうより、もう泣きたかった。 いつ審査が降りるのか、今のところ未定。 それまでわたしは仕事に戻れない。 お昼にエスタのバースデー・ランチに出掛ける前だったから、 行く途中もレストランでもみんなで心配してくれて励ましてくれて慰めてくれて、 HR のディレクターのこと本気になって散々怒ってくれて、 わたしはヤケクソになってピザを食べまくった。 休暇だと思ってゆっくりしなよって結局みんながそういうことに決めてくれて、 うんうんって頷いてちょっと元気になったけど、 病院に戻ってすぐに弁護士さんに電話したら、また哀しくなってきた。 弁護士さんに何言ったってしょうがない。 ミズ・ベンジャミンが心配して、 「電話しておいで」って言ってくれた。 明日から行かないから、仕事やり残さないように 出来るだけのこと全部した。 患者さんに「明日また診に来ますね」って言っちゃったあとで 明日なんかなかったんだって気がついた。 悔しい悔しい悔しい哀しい。 帰り道、ほんとに惨めになって来て、 わたしのせいじゃないのにわたしのせいじゃないのに 1000ドル返してよおって泣き出しそうになってたら、 突然雨が降ってきて代わりにザーザー泣いてくれた。 なんで? 何なんだろう、コレって。 わたしがこの街好きにならないから、この街もわたしが嫌いなの? せっかく好きになりかけてたのに。 もわもわベタベタする重たい初夏の空気さえ、 好きになりかけてたんだよ。ほんとだよ。 明日からどうしようか? アパート探しに専念するか。 映画でも観まくってほんとにのんびりしちゃおか。 観まくるほどお金に余裕ないや。 なんかさ、もうなんにも上手く行かない気がするよ。 そのままアメリカに行っちゃうからって あの人がうちに置いて行った携帯に電話する。 いきなり「留守番電話サービス」のおねえさんの機械声。 呼び出し音くらい聞かせてよ。 あの人のお部屋に、 SOS の信号くらい響かせてよ。 -
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