壊れた天秤 - 2002年06月09日(日) 昨日は夕方から、トレーシーとディアドレとごはんを食べに行った。 おとといの母の電話のせいでちょっと行く気が失せてたけど、 前から約束してたのに急に行かないなんて、言い訳考えるのが億劫で、結局行った。 ビーチ沿いにあるシーフードのレストランは素敵だった。 入り江に浮かぶヨットとキラキラ光りが揺れる水面を眺めながら、ここの海もそう悪くないかって思った。 東にどこまでも続く海岸沿いの道路。あの人乗っけて車で走りたかったな。 トレーシーとディアドレに久しぶりに会ったことより、プローンがおいしかった方が嬉しかった。 結婚記念日だったんだ。思い出して、ちょっと無駄遣いしたかもしれないけどアニバーサリーのお祝いってことにしよ、って勝手に決めた。 毎年ひとりでお祝いするよ。記念日なくすなんて、淋しいから。 最初の結婚の結婚記念日は覚えてないけど。ほんとだ。ほんとに覚えてないや。 今日はアパートを見に行った。 ちょっと駅から外れてるとこだから、これもあんまり行く気がしなくなってたけど、 あの辺りのアパートがどういう感じなのか知りたくて、結局行った。 1ベッドルームのはずだったのに、行ってみたら小さなストゥディオで、とてもじゃないけど住めそうにない。あれであの家賃だなんて、あの辺りはそんなモンなのかなって心配になる。 大丈夫かな。見つかるのかな。34th アベニューがいいなあ、なんて通りまで限定したりして、すっかりその気になってるのに。 incubus なんか聴いてみる。 ひとりで踊る。 バカみたいに、CD 12曲全部踊った。 暑くなって途中でジーンズ脱いで踊った。 重たいもの、汗と一緒に飛んでっちゃえって、踊った。 軽くなった軽くなった、って思ったのに、 EMINEM 聴いたら重たいのが戻って来ちゃった。 EMINEM 聴いて重たくなるってどういうこと? 朝のあの人の電話さえ、悲しかった。 アメリカ来たときわたしに本を買ってくれたらしくて、送ってくれるって言った。 なのに悲しかった。 いつものジョークにも笑えなかった。 タイソンの試合のこと聞いてたけど、答える元気がなかった。 会えないことがまた辛くなった。 悲しいことと、嬉しいこと。 淋しいことと、楽しいこと。 苦しいことと、幸せなこと。 悪いことと、いいこと。 あの人はいつも左側に乗っかってるけど 時々ものすごい勢いでジャンプして右側に飛び移ってくれる。 ゆらゆらゆらゆら揺れながら、それでバランス取れるはずだったのに、 わたしの天秤、壊したの誰? -
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