天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

ビーチ - 2002年07月28日(日)

ビーチから電話をくれる。
陽の沈むころがとても素敵だって言ってた、ここからわりと近いビーチ。
時々ひとりでぼんやり過ごすんだってカダーは前に言ってて、行ったことないってわたしが言ったら驚いてた。
「きみを誘いに行ったのに、まだ帰ってなかった」。そう言ってから、「まだ怒ってるの?」なんて言う。

昨日、B5 のナースのミスター・ヘップバーンが手伝いに来てくれて、荷物を運んだ。カダーも昨日は引っ越しで、わたしが段ボール箱を運び出してるときに裏のドアのところで会った。「元気?」って聞かれて、おととい意地悪されたから口を尖らせて「まあね」って答えたから。カダーはわたしの頭をなでてくれたけど。

「怒ってなんかないよ。いいなあ。あたしも行きたかった。」
「だから誘いに行ったんだって。1時間半くらい前かな。」
「あたし、1時間くらい前に帰って来た。まだビーチにいるの?」
「もう少しいる。帰ったら寄るよ。」

昨日は真夜中にも、ナントカって名前のドクターが手伝いに来てくれた。
ランドローバーは思ったより小さくて、ドレッサーを積んだけでいっぱいになった。裏口の階段のところをDr. ナントカが引きずっちゃったから、ドレッサーの側面がガリガリの傷だらけになった。泣きそうになったけど、手伝ってくれてるんだから文句なんか言えない。新しいアパートに運んで帰って来たのは朝の4時だった。

3時間ほど眠ってわたしは仕事に行った。
疲れてるのと寝てないのとで、体も頭も全然機能しなかった。

まだ荷物は残ってる。要領の悪い引っ越し。

うんと暗くなってから、帰って来たカダーが来てくれる。
誰かが尋ねてくれるって、嬉しい。こんなふうに毎日。


あの人は新しい仕事が忙しくって、電話をくれてもほんの少ししか話せない。
あと3日になっちゃったのに。

本気になんかしてないんだろうな。
「引っ越したら、もうおしまいだからね」ってわたしが言ったことなんか。
わたしは83パーセントくらい本気でそう思ってて、あとの17パーセントはわからない。

引っ越してみなくちゃわからない。
淋しくて淋しくて淋しくて、やっぱり電話するかもしれない。


「今度ビーチに連れてってくれる?」って聞いたら「連れてくよ」ってカダーが言った。
「引っ越しても遊びに来てくれる?」って聞いたら「もちろん行くよ」って言った。



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