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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2001年11月22日(木) 避難入院 スポンシーから就業時間中に携帯に電話がありました。
飲酒欲求に押しつぶされそうなんで、避難入院をすることにしたんだそうです。始めは彼が勝手に自分でそう決め込んでいるのではないか、と思ったので、「なんと言ったものか」と悩んだのですが、聞いてみると、家族や主治医、ケースワーカーとも話し合った結果だそうなので、納得しました。
ちょうど、彼が最後に入院した県立病院から、アルコール関係にも詳しいDrが市内の大学病院に移ってきていたこともあり、そこの精神神経科に1〜2週間入院する予定だそうです。まあ、彼も体の治療に毎週通っている病院でもありますから、奥さんも気が楽でしょう。避難入院の効果については、僕自身はかなり疑問を持っているのですが、いちおう複数のドクターの間で合意がされるような自体であれば、素人の自分が口をだすべき分野ではありません。
ある病院で行われている「飲酒テスト」という名前の、嫌酒療法の再現にも真の効果があるかはハナハダ疑問だとは思っているのですが、ある種の人々には「数ヶ月間酒から遠ざかる」だけの効果はあるらしく、そのぶん病気の進行は遅らせられるのは事実なわけで、無軌道な批判は避けねばなりません。
さて、彼も最初のバースディに向けて、困難な上り坂の時期に入ったのでしょう。
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