心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年03月23日(土) ただ面白いから

ぼくは、オンラインでの「経験の分かち合い」については、長い間否定的でした。
Niftyのパティオで「オンラインミーティング」が開かれていた時代も、何回か顔を出してみたのですが、そこに混じっていこうとは思いませんでした。ひとつには、「ひとの書いた長い文章を読むのは実は苦手」というのもありますが、「言いっぱなし」にならないというのも、どうも気にいらなかったのです。
インターネット普及後も、アルコール関係の掲示板とかには近寄らないようにしていました。アル中でない普通の人々でも、フレームとよばれる過熱した議論が発生し、単なる揚げ足の取り合い、避難の応報になることは、珍しくありません。そこまでひどくなくても、あまり気分のすっきりしない記事も多いものです。
今でも、「じかに人と人とが顔を合わせ、話をする」ことが、回復には最も良い手段である、という意見に変わりはありません。でも、こうして実際にサイトを運営するようになって、見知らぬ人と(薄いながらも)やりとりが生まれてみると、なるほど現実に自分が移動できる範囲を越えて、いろいろな経験が分かち合えるのだなぁ、と少し考えも変わってまいりました。少しずつ巡回先も増やしていって、リンクに加えていきたいと思います。
でも、このサイトをアルコール依存関係のポータルサイトにまで成長させようとは、夢にも思っていません。そもそもこのサイトは、ステップ12(メッセージを運ぶ)という高邁な精神でやっているわけじゃなくて、「Just fun」というシンプルな動機で駆動されているだけですから。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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