心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年06月17日(月) ピンチヒッター

社長が倒れました。
突然というわけではありません。ここ数ヶ月、朝早く目が覚めてしまう、とこぼしているのを聞いていました。(それはおそらくストレス性)と、こちらは素人判断してしまいました。ここ数週間、起床するときに手足がしびれるという症状を訴えていました。先週の中ごろ、ついに朝起き上がれなくなり、救急車で大病院に運び込まれました。様々な検査をしたものの、別に悪いところも発見されず「早く出て行くように」と促される始末。
周囲は、ますます(ストレス性の・・・)という素人判断に傾きました。しかし症状は消えていないので、本人も納得せず、専門医を尋ねたところ、「何でこれを見逃すのかな」と医者も不思議がるほど明確に、CTに小さな脳梗塞の映像が写っていたそうです。それが今後大きくなるのか、それとも小さくなるのか、経過を見守る必要がある、という判断で、そのまま入院してしまいました。最短でも今週いっぱいは出て来れません。

自分の勤める10人ほどの小さな会社の、リスクマネジメントを考えた場合、エンジニア陣と中間スタッフには代替がいます。去年僕が「長い夏休み」を貰っている間も、技術的な問題はなんとかなっていました。しかし、営業と経営はまさに「個人企業」形態で、社長の代打はいないのです。僕は、そこを心配して、一昨年無理やりの転職に失敗し、おめおめと舞い戻ってきて、技術陣のリーダーをやらせてもらっているわけですが・・・交渉や駆け引きは、僕の最も苦手な分野でもあります。正直言って荷が重過ぎます。
こんなときこそ「気楽にやろう」「今日一日づつ」と自分に言い聞かせるのですが、そううまく心が反応してくれません。「Higher Powerは、時々あなたを試しに来るからね」という言葉を思い出しています。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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