やるきまんまんの日記
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2008年07月13日(日) |
今週の見通し・為替 金融決算控えドル軟調か |
今週の円相場は米国の金融システム不安が再び意識されるなか、米金融機関の決算を見極める展開になりそうだ。市場では損失拡大が明らかになるとの見方から、ドルが軟調に推移するとみる関係者が多い。 先週末は米住宅公社の経営悪化観測から米株価が急落。投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買い・ドル売りが進んだ。米金融機関の決算が市場予想より悪い内容なら、円高・ドル安が加速する可能性もある。 軟調な株式市場や高騰する原油先物市場も気掛かりだ。市場参加者の予想は1ドル=104―108円台に集まっている。 米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の方向性をどう打ち出すかも焦点となる。15日にはバーナンキFRB議長が議会証言で金融政策を説明する。 米インフレ懸念は根強く、FRBが警戒姿勢を強めれば、米金利先高観からドル買いが出やすくなるだろう。同日発表の6月の米生産者物価指数などが市場予想を上回れば、ドル買い材料になる可能性がある。米景気の先行きを占ううえで、15日発表の6月の小売売上高も焦点だ。
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