やるきまんまんの日記
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2008年07月20日(日) 今週の見通し・為替 円、米企業決算で不安定に

 今週の円相場は米国の金融機関をはじめ米企業の4―6月期決算の発表内容をにらんで、不安定な展開になりそうだ。
 先週はポールソン米財務長官が経営不安の高まった米住宅金融公社2社に対し、公的資金の注入も含めた支援方針を表明した。しかし金融不安を背景としたドル売り圧力はぬぐえず、円は16日に1ドル=103円台まで上昇した。その後、大幅な悪化が見込まれた米大手銀行シティグループなどの決算内容が事前予想の範囲内に収まると、不安感はやや後退。一転して円安・ドル高に振れた。
 市場では、「今週も1ドル=104―108円を中心に値動きの荒い展開になる」との見方が多い。金融機関のほか、マクドナルドなど米国企業の決算発表も本格化する。市場の事前予想は米景気減速を織り込む形で、悲観に傾いている。想定ほどに決算内容が悪化しなければ、ドルの買い材料になる可能性もある。
 ただ米住宅公社の経営不安はくすぶる。米当局の支援についても「具体的な方策を見極めたい」との声が多く、一方的なドル高も予想しにくい。


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