やるきまんまんの日記
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2008年10月05日(日) |
今週の見通し・為替 円相場、振れ幅激しい展開に |
今週の円相場は米金融不安と米国経済の減速を背景に、不安定な展開が続きそうだ。市場参加者の予想は1ドル=102―108円台と幅が広く、先行きが見通しにくくなっている。 先週は週初に米下院で金融安定化法案が否決され、米株価が急落。ドルで資産を保有するリスクが高まり、一時103円50銭まで円高が進んだ。米金融不安が欧州系金融機関にも波及し、円はユーロなどドル以外の通貨に対しても強含んだ。 米金融安定化法が成立した安心感からドル買いが進む可能性もある。ただ「金融機関の資本不足という根本的な問題は解決しない」との声が多く、ドル買いは限定的との見方もある。米金融市場の混乱が米国の実体経済にも波及し、景気後退色が強まっている。9日の米小売売上高などの指標にも関心が集まる。市場では米国の早期利下げ観測も浮上。日米の金利差が縮小し、円の買い戻しが強まるとの指摘もある。 10日にはG7財務相・中央銀行総裁会議が開かれる予定だ。各国首脳が金融問題に対してどのような声明を発表するかが焦点だ。
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