やるきまんまんの日記
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2008年10月12日(日) 今週の見通し・為替 株式市場動向に振れやすく

 今週の円相場は、世界の株式市場の動向に振れやすい展開になりそうだ。世界的な株価急落で、日本の個人投資家や機関投資家がリスクに敏感になり、海外資産を円に戻す動きが加速。円は10日には7カ月ぶりに1ドル=97円台まで上昇した。市場の疑心暗鬼が収まらなければ、円高・ドル安がさらに加速する可能性もある。
 市場参加者は「1ドル=95―102円で値動きの激しい展開になる」との見方が多い。
 10日の7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、主要な金融機関への公的資金注入をはじめ危機克服に向け、各国が協調する姿勢を示した。株式市場がこうした対応を好感し反発すれば、円高の流れがいったん収まる可能性もある。
 ただ市場では「米政府が対策を実行に移すまでは金融市場の混乱は収束しない」と悲観的な声も多い。今週はJPモルガン・チェースやシティバンクなど米系金融機関の決算発表が本格化する。業績が予想以上に悪化し経営不安が強まると、市場の不安心理が増し、円高・ドル安に拍車がかかる可能性がある。


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