やるきまんまんの日記
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2008年10月19日(日) 今週の見通し・為替 円、先行き見通しにくい展開

 今週の円相場は方向感が出にくい展開になりそうだ。金融不安が後退してリスク回避目的の円買いが一服したとの見方がある一方で、世界的な景気後退への懸念から円安・ドル高にも進みにくいとの指摘がある。市場関係者の思惑が交錯して相場の先行きが見通しにくくなっている。市場参加者の予想はおおむね1ドル=98円―103円に集まっている。
 先週は米欧が金融機関への資本注入計画を相次ぎ発表し、金融システムへの不安感が後退したとの見方から円相場は14日に一時1ドル=103円台まで下落した。その後は米国の実体経済の悪化が懸念され、米株価の急落につられて16日に1ドル=99円台まで上昇。荒い値動きが続いた。
 24日には米国で中古住宅販売件数が発表される。市場関係者は実体経済の悪化を示す経済指標に敏感になっており、市場予想を下回れば円買い・ドル売りの材料となりそうだ。米系ファンドの多くが11月に決算を控えており、手元にドル資金を戻すために海外資産の売却などを加速すれば、一時的にドル需要が高まる可能性もある。


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