やるきまんまんの日記
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2008年11月16日(日) |
今週の見通し・為替 株価にらみ不安定な展開 |
今週の円相場は米国などの株式相場の動向をにらんだ不安定な展開になりそうだ。米欧の金融危機に伴う信用収縮で実体経済の落ち込みが鮮明になっている。機関投資家などが中長期的な海外投資を手控える動きが目立つ。銀行ディーラーやファンドの短期売買を中心に値動きの激しい相場になるとの見方が多い。 市場参加者の予想は1ドル=92―100円台となっている。企業業績の悪化などで株式相場が軟調に推移すれば、リスク回避の円買いが強まる。ただ銀行ディーラーなどの利益確定の円売りも入りやすく、相場が一方向に大崩れする可能性は低そうだ。 米欧中央銀行の金融政策の見通しも相場の材料になりそうだ。中銀総裁の発言を受け市場が利下げを織り込めば、円との金利差が縮小するとの思惑から円が買われる場面もあろう。 ワシントンでの緊急首脳会合(金融サミット)では、国際通貨基金(IMF)の機能強化や金融規制のあり方を議論する。新興国を含めた各国の協調姿勢を好感し、円買いの流れが和らぐ可能性もある。
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