やるきまんまんの日記
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2008年11月09日(日) 今週の見通し・為替 円高方向に振れやすく

 今週の円相場は円高方向に振れやすい展開になりそうだ。各国の景気悪化が鮮明になり、市場の関心は金融危機から景気後退の深刻度に移りつつある。市場参加者の予想は1ドル=90―100円と円高が進みやすいとの声が多い。
 先週の外国為替市場は日米に続き、欧州中央銀行(ECB)や英イングランド銀行(中央銀行)など欧州の中銀が利下げに踏み切り、日本との金利差縮小の思惑から円が買われやすい展開になった。6日には国際通貨基金(IMF)が2009年に戦後初めて日米欧の成長率がそろってマイナスになるとの見通しを公表。市場では「各国の景気の悪さ比べになる」との声が多い。米欧に比べると日本の景気は底堅いとの見方もあり、消極的な円買いが進み、再び1ドル=95円台を突破する可能性もある。
 14日からは緊急首脳会合(金融サミット)が開かれる。サミット前に各国政府が金融危機への追加対策を打ち出す可能性がある。具体的な対策が出れば、ドル買い材料になる。14日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演にも注目だ。


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