一橋的雑記所
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髪を切ったから。
そんな感じで。 嘘みたいなホントの話を書き出しに使ってみたりする、 胡乱が枕詞の一橋にて御座いますです、ごきげんやう……(平伏)。
冗談のやうですが。 それはホントにあった話。
長い事付き合っていた相手に。 「髪を切った方が絶対似合う」といわれ続けていたのに。 面倒くさくてのらりくらりとかわしていたのに。 仕事先の同僚の子に切った方が楽ですよ、と薦められ。 そうだね客商売だし思い切って短くしてみやうかと。 何の気もなく長かった髪をばっさり切ったのです。 離れて暮らしている相手の子に久し振りに逢った時には。 そりゃあ相当驚かれ。 それでも、「やはり短い方が似合う」と褒められ。 気をよくして同僚に薦められた話などもしたりして。
それから半年ばかり経ってから、二人は別れた訳ですが。 後から聞いた話に拠ると、その時、物凄くショックだったと。 その子はのたもうていたそうな。 自分の言葉は、もしかしたら全て。 出会って間もない同僚の子の言葉に負けるくらい。 あの人にとって無力だったのかと、その時思ってしまったのだそうな。
嘘のやうな、ホントの話でありますです。
今日、久し振りに髪を切りに行ってきて。 そんな話をふと、思い出してみたりなどしたり。
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