25日から、スイミングスクールの短期教室のバイトをしている。 子供相手の仕事だが、この仕事もかれこれ6年ほどやっている。
私が持つのは毎回1年生〜5年生くらいの小学生の場合が多い。 基本的には子供は嫌いじゃないけれど、年々、子供は生意気になる。 人が思うほど子供は「子供」ではない。誰しも自分が子供の頃の事を 覚えているとは思うけど、その時自分でも、自分の話した事や行動は、 しっかり覚えていたでしょう。つまりは、そう言う事なんだけど。
子供を見ていると、その子の両親や生活状況というのがとても滲み出てると 思う。愛されているかそうでは無いのか、何か家に問題があるのか、 そうでは無いのか。それは子供が小学生の段階(1年生で既に。)で、 見ていて感じるほどに、子供の性格に影響している。けっこう、コワイですよ。
愛情が足りてない子供ほど、相手にしてくれる人(この場合は担当の先生) にまとわりつき、注意を引こうとする。何でも独占したがる。他の子供に 対して競争心が強く、勝っているかどうかを気にする。そのくせ消極的な 自分を、保護しようとし、新しい事に対する挑戦心が薄い。
肉体的な接触を求めがちな子供もいる。必要以上にすがり付いてきたり、 遊びの時間に、ぺたぺたとついて周る。…なんだか痛々しいが、 とてもうざったい存在でもある。
逆に、同じ世代の友達にすぐに打ち解けて笑う子供や、楽しそうにする 子供もいるし、そういう子は、ほとんどの場合、努力家で前向きで、 挑戦心もあり、何より何をやらせても、(それが出来ても出来なくても) 楽しそうなのが特徴だ。…子供は年々、生意気になると書いたが、個人差 も年々大きくなる。…愛情の貧富差なのだろうか。
子供は、子供だけど「子供」じゃない。ちゃんと意志と心を持った存在で、 オトナが思うより周りを見ているし、そうして近くにいる大人の思考を 真似して繰り返す習性もある。だから、子供の顔を見た後に、親の顔を 見ると、「やっぱりね」と思うのである。
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