JERRY BEANS!!

2001年09月22日(土) 当たり前の事

最近、当たり前ののように学校へ行って、バイトに行って、
普通の生活を送っている。これまで、面倒臭がりで
甘ったれで、自分の好きな事しかしなくて、ワガママで不器用で
無愛想で面倒臭がりで、マイナス思考で、とにかくだるい毎日
を送っていたツケでも回ってきたんだろうか、「普通」がツライ。

まるで一週間練習をサボってたあとに入るプールみたい。
競泳は、一日休むと、その分の遅れを取り戻すのに三日かかるという
面倒なスポーツだ。だから、真面目にやってた時は、一応日曜日は
休むものの、とにかく毎日毎日、一日2時間、ニ部練の時は合わせて
四時間、無心に泳いだりしていた。日曜日に休みがあるのは嬉しいけど、
そうすると月曜日の練習がだるい。そんな時、一週間も休んだら、
どうかしら?…普通の練習にもついて行けなくて、ゼエゼエ言う。
腕も足も重たいのに、水を掴む感触も軽くて進まない。
でも、自分の体をバカみたいに使うのが快感で、やめられなくて、
感覚を元に戻す為に、やっぱり、毎日泳いでた。

今までずっと、悲しい事があったのを理由に、私は生きること
をサボっていた。…生きることをサボっても、結局そうして
空いた時間にする事も無いくせに、勝手にひねくれて世の中
斜めに見て、何が楽しかったんだろう?楽しくなんて無かった。
ただ、普通に生きてる人を見て、嫉妬して落ち込むだけだった。

私、あなたと付き合ってから、サボるの、少し辞めた。悪い子も
少し返上した。…もうコンビニで傘も盗まないし、煙草も吸わない。
学校もサボらずに、今までより20%増しくらいは頑張ってる。
胃が痛くなるから無理して食べないし、翌日に用事があったら
早く寝るようにしている。…勿論、全部当たり前の事。

当たり前の事なのに。彼はそれを誉めてくれる。
やはり、私は人が居ないと生きて行けない。一人きりで生きても
虚しいだけだもの。一人で生きるのがいやなら、ある程度の
努力は必要不可欠だ。だから、私は少しだけいい子になる事にした。

健康にいい事も、素行がいい事も、善良である事も、それに向って
努力する事も、本当はどれも全然格好悪くなんてない。
男よけに煙草を吸ってみても、何一つ私には得が無かったじゃない。
「私なんてもうどうなったって良かった」…そんな事を考えて
先をつぶしていた自分は、もう要らない。その代わりに自分をいとう
心と、人のために働ける精神を、ちゃんと増やして行かなければ、
と今は思う。いつまた悪い心に埋もれるかは解らないけど、少なくとも
彼がいてくれたら、そうなる前に注意してくれる気がする。


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nana [HOMEPAGE]

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