JERRY BEANS!!

2001年09月25日(火) ベイビィ ドロップ

今日は友人の赤ん坊を見た。
とても、とても小さいのに、生意気にもちゃんと爪とか
まつげとか付いてて、寝ながら、にやりと笑う。

足を触ると怒るし、顔を撫でるとさらさらで、
指が小さくって、見てるだけでも飽きない。

この間まで、彼女のお腹のなかで私の話を聞いてたくせに、
本当に、ぽてりとこちらに産み落とされたって感じで、
自分は何にも知らないって顔で無垢に夢見て笑う。

よく泣くし、すごい声だし、友達はうるさくて眠れないと
言ってるけど、それでも子供が本当に可愛いんだと、
言いながら彼を抱く。すっかり「お母さん」だわ。


…子供と母親は、綺麗につながるものがある。
それに比べて父親と子供って、どうなんだろう。
産科にいると、男の人の匂いが全くしないのに驚かされる。
たまにロビーにおじさんとかが居ると、なんだか変な感じ。

女の人は、優しい。男の人には、多分母性って、一生解らないと
思う。例えどんなに子供を愛していても、子供が好きであっても、
彼らは「女」じゃないからだ。産科の空気はピンクと白。
やんわりとした午後の空気が眠気を誘う。
子供の泣き声も、甘い匂いも、多分そのうち自分にも
まとわり付くのだろう。…その時には、ちゃんと側にいて
守ってよね、って、何気に思う。


真っ白な子供の夢。ピンク色の愛情と、頬。
彼女が子供を産んだ事は、私にとっても大事な事だ。
なんにも出来ないけど、私の子供でもないのだけど、大事な大事な
人の子供だからね。…彼女と彼に感謝します。
私に会わせてくれてありがとう。これでまた、世の中に「好きな人」
が増えたでしょ。純真無垢な子供の夢は、人の心も綺麗にする。

なんだかスッキリして、私も救われる。

…大きくなったら遊びにおいで。君のママの話、たくさん聞かせて
あげるから。(笑)そう言って、今日は帰ってきた。
彼女、幸せそうで良かった。本当に、そう思った。


 < 過去  INDEX  未来 >


nana [HOMEPAGE]

My追加