…完璧な人間など、多分見つけられない。 「完璧」であることは、多分、神と同義である気がする。
完璧な「ひとつ」になど、永遠になれないのでしょう? 人間はあまりにも沢山に分かれすぎて、あまりにも沢山居るのだから。
…だからこそ、生きているんだと思う。 進化するんだと思う。そして、死んで行くんだと、思う。それぞれに。
もしも完璧な唯一の存在になったなら、もう人は他者は必要としないのでしょう?
きっと。
完璧なものは、それ自身で世界が完成する。 もう、きっと何も要らなくて、 …それでも何かを求めるなら、それは娯楽になるのだと思う。
私は、貴方を楽しませない。 私は、貴方に必要とされたい。
私も、貴方も、不完全だから、想い合うことができるのでしょう。
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