2004年12月06日(月) |
コンビニエンスストア |
貴方と初めて、長い時間一緒にいて、 別れたあとに初めて自分の家の近くのコンビニに寄った。
「あー、…ほっとする。」
…貴方の他に欲しい物など無いと思った。 自分自身の「自分らしさ」など無いと思った。 貴方に溶けてしまって、同化できたら良かったのに、と、思った。
でも、それは無理。
貴方をこんなに好きなのに、一緒に居ると疲れることもあって、 自分の家の近くのコンビニに寄って、ほっとする自分が居て、 その時に、どんなに薄弱であっても貴方と完全に同化出来ない 私の、「私」という存在感を嫌になる程、思い知った。
本当に、今すぐにでも連れ帰って欲しいと思った。 でも、貴方には貴方の家があって、生活があって時間があってリズムがあって。 私には私のそれがあって、それが今は、どうしても合わない。
きっと、貴方も貴方の場所で、似たような疲労感を抱えているのかな。
それでも、…あんなに疲れるのに、私と居る時間を作ってくれた事が とても嬉しかった。色んな事を我慢して、一緒にいてくれて嬉しかった。
私は、貴方になれなくて、同じ事を同じように出来ないけれど、 それでも、いつか2人で、同じコンビニに寄って、「ほっとする」と 同じ台詞を言いたくて、…やっぱり今も、貴方の事を考えている。
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