ふたりで一緒にいた時間を考え、想い出していたら、 やっぱり夜を想って、一枚、ハガキサイズの紙に貴方の夜を描いた。
長い時間で動く貴方を見て、その起伏の激しさに驚いたり、 そのころころと変わる表情にやはり惹かれてみたり、 私には到底制御できない貴方という生物自体に恐れを感じたり。
本当に、貴方は面白くて、怖くて、可愛らしくて、愛しい。 そして恐ろしい。
改めて自分が、制御不能な、半分なま物で、半分機械仕掛けの 大変奇妙なものに手を突っ込んでしまった事に気付く。
この夜の虹のように。
歪むプリズム。綺麗な夜空。不安なのに美しくて、惹かれる。
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