私のこの腕をまわせる、貴方の首が愛しい。私のこの腕をすんなりと受け入れてくれる。この掌を認めてくれる貴方の左の頬が好き。私の、この手も頭も。皮膚で触れると髪が触れると、こんなに嬉しいなんて。今度会ったら、もっと長い時間抱き合っていよう。すぐにベッドに行かないように。こんな気持ちを、私は貴方に伝えたい。もっと瞳を見て、貴方の首に、感謝しよう。貴方に逢うと、私はすぐに瞳を閉じてしまうから。そのまばたきをする前に。その首に腕をまわして、長い間、ずっと、そうしてたい。