完全な事は美しいけれど完全それ自体の全てがそうではなくて、諦めたり挫折したりうなだれて膝をついて瞼を下ろして、尚想う完全な未知の、更に先にある人の心が美しいと思う。完全完璧を身に纏うのは不完全で、どこか、膨満感じに似ている。