古い魔法
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2003年11月28日(金) 犬の年齢

TVを消すのがこわい! ずっとTVを見ていたいっていうんじゃないんです。山で遭難して眠るのがこわい!のこわいかも。なんでかっていうとうちのテレビがもう少しでたぶん壊れるから。半月ほど前のある日からスイッチを入れて30秒間ずっとしましまの線です。今朝は、主電源を入れると古いドアが風で軋むような音がして、つかない。何回かがんばると、つく。いちどつくとあとは何時間でもついてる。

齢、60才、人間でいうと10才。犬? そう愛犬です。そりゃもうどこに行くでも一緒で。おなじ布団で寝ることも。青春の辛苦をともにした仲です。恋の悩みも相談しました。ほんとです。だから買いかえたくないんです。困りまちた。これでは明日の行方もわかりません。わたしがすやすや寝てる間に、年老いた象のように群れを離れ、ひとり真白な骨となってしまうかもしれません。

壊れるという字と、懐かしいという字がなぜ似ているのか少しわかりました。60才といえばそろそろ引退です。定時に帰ることは、まずありませんでした。いつも残業ばかりでこどもの誕生日もクリスマスも祝ったことのない人でした。酷使させてしまったのです。今となっては、とりかえしのつかないことなのです。疲れた身体で今日も「モテモテあかねの奮闘捕物帳」じゃなくて「キッズ・ウォースペシャル〜これでファイナル!ざけんなよ〜」を見せてくれました。ありがとう。これから今週の「百年の恋」とAX02をしつこく見ます。最期のそのときが来るまで、なるべくたのしく過ごそうと思います。それが最良のはずです。テレビにはこころが入っているのです。

TVが壊れてもうめっこさんは見られるのだ。


Rina |MAIL

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