ここのところ体調が優れない私。 今年に入って体調のよい日の方が少ない気がする。(_ _;) 2週間前「咳」「喉」「鼻」と、 風邪らしい風邪が一気にやってきました。 その後治ったかなぁと思っていたら、 今度は左耳元が痛い!激しい頭痛!顔面が痛い・・・(T_T) 風邪のときリンパ腺がかなりはれていたので、 リンパ腺のせいかなぁと、風邪の延長にあるのだろうと思ってました。
でも、以前行った病院へは行きたくない。 だって看護婦総入れ替えしてた上に、 お医者様の所見もあまりいい感じじゃなくて。 とても診察していただいたという気になれない診察だった・・・。 よい病院を発掘しなきゃと思いつつ、 面倒くさいと足が遠のいていたのでした。
先日の弾きっこで、ママさん生徒さんが、 今度行くとしたらあそこかなぁ? と思っていた病院の電話番号を調べてくださり、 「受付11時45分までだっていうから、 もう行ったほうがいいですよ!」とハッパをかけてくださいました。 ということで、大人の部途中で退散。6(⌒〜⌒ι) 内科へ行ってまいりました。 ありがとうございました〜〜〜〜!m(_ _)m
その先生いわく、 「ん〜〜、リンパ腺ははれてないねぇ。 どうしてだろうねぇ〜。内部が炎症してるのかな。 一応薬出しておきますから。」とのこと。 原因がリンパ腺じゃないとすると、中耳炎か? と思いつつ、とりあえずいただいた薬を飲むことに。
ところが、この薬全く効かない。 頭痛はひどくなるばかりだし、 とうとう昨日は嘔吐までしてしまいました。 とにかく、こんなにひどい頭痛は生まれて初めて。 偏頭痛持ちの人の気持ちが、よぉくわかりました。 イライラするどころじゃない。 不機嫌になって、周りに当り散らしたくなるくらいひどい。(_ _;) 「ごめんね。とにかく不機嫌で仕方がない。ごめんね!」 と声をあらげながら、イライラしまくっていたのでした。
で、今日耳鼻咽喉科へ。 あぁ、なんて恐ろしい響き!!!!! 子どもの頃毎日のように通った耳鼻科! あの恐ろしい拷問台のようなイス! 鼻の中に長い管が入ったときの痛さ! できるなら耳鼻咽喉科なんて来たくなかった。 (だから逃げまくってたわけだけど・・・・(^_^;))
ところがところが、一歩入ったら楽園のようなロビー。 いや、私にとって楽園というより、子どもにとってだけれど。 プレイルームのような場所があり、色合いも暖かくて豊か。 どうも、私が思い描いていた耳鼻咽喉科とは一線を画する雰囲気。 ん?これはいけるかもしれないぞ?と淡い期待を抱きつつ、 「いや、治療室に入ったらあの拷問台のようなイスが どっしりと構えているに違いない!!」と過去がよみがえります。
「中嶋さ〜〜ん」という看護婦さんの明るい声とともに、 恐る恐る治療室のカーテンを開ける私。 「あれ?あの拷問台はいづこ??」 私の目の前にあるイスは、 とぉってもコンパクトなオレンジ色のかわいらしいイス。 「子ども用のイス?大人の私は違うイスなのかしらん?」 と思いつつお医者様の前まで歩いていくと、 どうやらここに座っていいらしい・・・。 「なんか勝手が違うなぁ。」
ふと左手に目をやると、そこにはたくさんの器具が並んでいます。 そうよねそうよね。ここは耳鼻科。(T_T) 「あの長い棒を私の鼻の穴に突っ込む気ね!」 恐ろしさは増すばかり。 案の定お医者様が私の鼻の穴を覗き込み、 「ちょっとごめんねぇ。下向いてぇ」とながぁい棒を構えたのでした。 きたわねきたわね!もう逃げられないのね〜〜! と心の中で叫びつつ、とにかく下を向けば痛さ半減なのだろうと、 必死でお医者様の言うとおりに下を向きました。
ツツツツツゥ〜〜 長い棒が私の鼻の中に入ってきます。 鼻の中ってこんなに長いのか〜〜?! グングン入ってくるほど緊張感が増していく私。 いつ痛くなるのか?まだか?まだか? 思ったほど痛くない。恐怖の方が大きかったからか?
鼻が終わったら、もう気分もラクチン。 どうぞどうぞ耳も見てやってください、てな気分で、 右耳、左耳を差し出しました。 「ここ痛い?」「痛くないです」 あれ?中耳炎じゃないのかな・・・・。 頭痛に嘔吐に耳元の痛さ。 きっと中耳炎だろう思ってきたのだけれど。
その後先生はあごの辺りを見てくださいました。 「たぶん顎関節症だねぇ〜」 思いもよらぬ所見。 顎関節症で頭痛がすることもあるそうで・・・。 そういや15年近く前になったことがありますあります。 歯ブラシも入らないほど口が開かなくなりました。
「炎症を抑える薬を3日分出しておくからね。 様子を見てみて、もしだめなようだったら、 またきてください。 そのときは、耳のもっと奥の方を調べてみましょう。」 と言ってくださいました。
患者にとって先を見据えてみていただけるって、 すっごい安心感ですね。 頭痛だったり、嘔吐だったり、耳元だったり、首だったり、 その上風邪の諸症状だったり、 いろんな症状があったので、お医者様に説明するのも大変でした。 なんで、こんなしょっちゅう病院へ行かなきゃならんのだ、 と面倒な思いもしました。
「リンパ腺はれてないんだけどね。なんでだろうねぇ。」 と言ったまま、先を見据えた答えを出してくれなかったり。 せめて、耳ってこともあるかもしれないから、 耳鼻科に行ってみたら?なんてアドバイスがいただけたら、 ずいぶん気が楽だったと思う。
今回のお医者様は、久々のヒットでした。 顎関節症と決まったわけではないけれど、 もしそうでなかったとしても、 耳の奥の方を調べてくださるとのことだし。 とにかく、風邪とはちょっと違う症状らしいということもわかったし。 その上、耳鼻咽喉科だから風邪の症状についてもプロだし。 なんか、今までにない安心感を持って帰ってくることができたのでした。
耳鼻咽喉科。 今まで怖い思いしかしてこなかった場所ですが、 それは30年前のこと。 器具にしても雰囲気にしても、すべてがレベルアップしてました。(笑) そりゃ、30年も経ってりゃそうよね。 これから風邪ひいたらここにくることに決定。 こっちの方が早く治りそう♪ 考えてみりゃ、内科は内臓系なのよね?きっと。 風邪の諸症状は耳鼻咽喉科の方が専門なんだわ、きっと。 周りは子どもばかりだったけど、 普通の病院より居心地いい雰囲気だし♪
それにしても、顎関節症は耳鼻咽喉科の専門外。 このお医者様、いいわいいわ。 そうよそうよ。自分の専門の病気じゃないにしても、 ○○科系の病気の可能性がある、くらいはわかってもらいたいわ。 そうすりゃ、病院を探す苦労しなくて済むもの。 こっちは何系の病院に行ったらよいかで悩むことが結構多いんだから。 それくらいアドヴァイスしてくれたっていいのよ。プンプンッ(-"-;)
とりあえず、一息つけた感じ。よかったぁ。
今日は、とある演奏会へでかけてきました。 内容はちょいと書けません。(_ _;) 聞きたい方は、弾きっこなどでお話しませう。(笑)
感じたこと。 ここのところいろんな演奏会へ足を運び、 自分の耳が思った以上に成長していたこと。 (これは喜ばしい!!) そして、指揮者の重要性について今まで以上に発見があったこと。 (これ以上はここに書けない・・・・6(⌒〜⌒ι))
たまには、こういう演奏会もいい・・・と思いました。 これからもどんどんいろんな演奏会へでかけ、 耳を養っていこう♪うほほっ
2005年02月17日(木) |
バレンボイム&シュターツカペレ |
待ちに待ったバレンボイムの弾き振り。 私の大好きなベートーヴェンのピアノコンチェルトハ短調。 ウキウキワクワクドキドキ! (ドキドキは演奏中咳が出ないか・・・も含み・・・(_ _;)) 無事咳をすることもなく、演奏を堪能することができました!
一番印象に残ったのはcalmandoの表情の豊かさ。 バレンボイムはcalm.にこだわりがあるのかな。 そんなことをひしひしと感じさせられる演奏でした。 天才が円熟するとこうなるのかといった感じ。本当にすばらしかった!
そしてシュターツカペレ。 私、このオケ好き!一瞬にしてとりこになってしまいました。 一人一人のモチベーションの高いこと! 一人一人の表情の幅がとても広いのです。 ソロ演奏者として十分活躍できる表現力を、 一人一人の奏者が保持しているということを強く感じさせられました。
ニューヨーク・フィルは抜群のテクニシャン軍団だったけれど、 優等生・・・といった感じの演奏で、 一人一人の表現力に深みを感じることがあまりできませんでした。 しかし、シュターツカペレの演奏は、深い!! オケの力を最大限に引き出すバレンボイムもすごいけれど、 バレンボイムの音楽性に応えることができる、 一人一人の音楽性があってこそだろうと感じる演奏でした。
で、もうひとつ感じたこと。 最近連弾でチャイコのコンチェルトをやることになった私。 スコアを購入し、スコアを読む楽しみを覚えたばかりでした。 ということで、今回聴いたコンチェルトもスコアで予習。(笑) 二つの譜面を見て、スコアを読む初心者の私が(^_^;)感じたことは、 「アンサンブル性」の違いでした。 チャイコのピアノコンチェルト第1番は、 オケとピアノの会話が豊富に盛り込まれています。 しかし、ベートーヴェンはピアニスト。 オケとの会話がチャイコのそれより少なく感じたのです。
しかししかし、バレンボイムの演奏はアンサンブルだった!! これが私にとってはすごいすごい衝撃だったのです。 ピアノの蓋が取り外され、 ピアノがオケに囲まれた状態で演奏される弾き振り。 こういった楽器の配置から得られる響き。 それを十分に生かそうとするバレンボイムの演奏。 何度も何度もピアノの響きがオケの響きに溶け込みました。 オケとの一体感から生まれる美しい響きといったら! それが表情豊かなcalm.を多く感じる中で演奏されるのです。 そして、美しいcalm.がffのTUTTIをより効果的にしている気がしました。
また、バレンボイムの演奏は、 ベートーヴェンのロマン派的なものを多く感じさせる演奏でした。 そうだよなぁ〜過渡期だったんだもんな〜と。 最近モーツァルトばかりやっていたので、 特に強くそう感じさせられたのかもしれません。 でも、バレンボイムの歌はロマン的だった気がするな〜。 そのロマンを感じさせるespressivoがとぉっても美しくて、 私はうっとりしてしまったのでした。
その後のアンコールソロ曲(シューマン幻想小曲集)や、 シューマンの交響曲もすばらしかった! いずれも、これまで書いてきたような、 calm.の美しさが引き立って聴こえる演奏でした。
私にとってはかなぁり高価な演奏会だったけれど、(^_^;) 行ってよかったぁ〜〜〜〜〜! シュターツカペレ・・・いいなぁ。 パンフレットを見たら、シュターツカペレのメンバーは、 バッハ室内管弦楽団も組織しているとか。 聴きに行ってみたいなぁ♪
昨日からセレブしています。 セレブって気持ちいぃ♪ セレブってやわらかぁい♪
鼻セレブ様。 今にも芳しい春のかほりが漂ってきそうなお名前。 鼻セレブ様は、私の鼻をやわらかく包み込み、 鼻風邪でダウンしそうな私の気持ちを癒してくれます。
1枚1円の高級ティッシュ。 鼻をかむその瞬間だけセレブになれる私。 あぁ セレブって気持ちいぃ♪
http://www.nepia.co.jp/topics/celebrity/ ↑ 鼻セレブ様に出会えます。
生徒の1人に難聴の子がいます。 最近ピアノのめちゃくちゃ上手な難聴の方と知り合いになりました。 今まで知らなかった世界が開けてきました。 生徒とはもうすぐ1年の付き合いです。 でも、知らなかった・・・。
難聴の人は人間関係で苦労する。 意味がわかりますか? 私はこの言葉を聞いただけでは意味がわからず、 「何故だろう?」と思いました。
「え?もう一度言って。」 聞き取れず何度も聞き返す。 相手の顔が面倒そうな顔になる。 そこで、なんとなくわかったように相槌を打つようになる。 「なんだ、聞いてないんじゃん。ただ適当に相槌打ってるだけじゃん。」 と言われる。
後ろから声をかけられる。 聞こえない。 「無視するなよ!」と言われる。 補聴器をつけて面と向かってしゃべっていれば聞き取れる。 だから思わず相手が難聴だということを忘れてしまう。 そこでこんなことが起こってしまう。 補聴器は前の音を聞き取るようにできているので、 後ろからの声は聞き取りづらいそうです。
静かな場所では聞き取れる。 だから、普通に会話ができる。 ところが、ざわざわした場所だと相手の声が聞き取れない。 補聴器をつけているからといって、 なにもかも私たちの耳と同じように聞こえるわけではない。 すべての音を同じように拾ってしまう。 私たちの耳は必要な音だけ拾うようにできているけれど・・・。 たくさんの音の中から、大切な音だけを抜き出して聞き取るのは、 補聴器をつけている人にとっては至難の業。 「いつもは会話がスムーズなのに、 なんでこんなときだけ聞こえない振りするの?」 聞こえない振りをしてるのではありません。聞きとれないのです。
補聴器をつけているから会話がスムーズ。 だから、いつも聞こえているんだと思いがち。 でも違う。 私たちの知らないこと。 教えてもらわないと気付かないこと。 難聴の方と出会ったら、 是非この文章を思い出してください。
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