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読み終えました。草枕。 正直最初のうち何がなんだかわかりませんでした。 今まで体験したことのない世界だったので。 3分の1くらい読み進めるまでは、 「とにかく読み始めちゃったんだし。」という義務感。 1ページ1ページがなかなか進みません。(_ _;)
ところが途中からどんどん面白くなってきて、 昨日の夜などは寝るのも惜しく、 最後まで読まないと気の済まない状態に。 もともと「美しい日本語の響き」を求めて購入した本ですが、 私の求めていた美しさは表面的なもの。 この本が与えてくれた美しさは、 もっと深みのある味わいのあるものでした。
この本の言葉たちは、 絵では表現しにくいものを表現していたように思います。 もちろん絵画的な美しさもあるのですが、 そういった情景に身を置いたときの、 心的状態を表した言葉が非常に豊かなのです。
この本は、きっと私の感性を豊かにしてくれる。 私の表現力を高めてくれる。 最後まで読んだからといってそれでお仕舞いにはしたくない。 主人公がやっているように、 非人情な読み方をして、細く長く付き合っていこう。
『「全くです。画工だから、小説なんか初から仕舞まで読む必要はないんです。けれども、どこを読んでも面白いのです。あなたと話をするのも面白い。ここへ逗留しているうちは毎日話をしたい位です。何ならあなたに惚れ込んでもいい。そうなると猶面白い。然しいくら惚れてもあなたと夫婦になる必要はないんです。惚れて夫婦になる必要があるうちは、小説を初から仕舞まで読む必要があるんです」 「すると不人情な惚れ方をするのが画工なんですね」 「不人情じゃありません。非人情な惚れ方をするんです。小説も非人情で読むから、筋なんかどうでもいいんです。こうして、御籤(おみくじ)を引くように、ぱっと開けて、開いた所を、漫然と読んでるのが面白いんです」』
先日紀伊国屋へ行ってきました。 彼の付き合いで行ったのですが、掘り出し掘り出し♪ 彼が見るコーナーは機械工学系。 私がぜぇったいに行かないフロアです。 でも、このフロアそこら中専門書だらけで面白い! 機械工学の真後ろは、船舶専門のコーナー。 冷凍のコーナーやJISのコーナーがあったり、 「こんな世界もあるのね〜」とワクワクしてくるようなフロアです。
で、同じフロアに「建築」のコーナーを発見。 実は前々から気になっていたのです。 建築史と音楽史は密接な関係にあるので・・・。 でもでも、建築物の写真を見ただけでは、 それぞれの時代でどんな特徴があるのかわからない。(_ _;) 全部同じに見えてしまうのは私だけ?(笑)
とにかく、せっかく建築コーナーにいるのだから、 なんか1冊買っていこう!と思い立ちました。 そこで見つけたのが、「ヨーロッパの劇場建築」。 中をパラパラめくると、なにやらオペラ史と関係が深い模様。 薄い上に写真が多くて、私向きかも!と購入しちゃったのでした♪ もちろん建築史の本も私向きに図解入りのものをゲット。
それにしても最近本を衝動買いしすぎ・・・。( ̄□ ̄;) そんなに早いペースで読めないってのに買っちゃう。 CDも衝動買いしすぎ・・・。 だってHMVのネットショップって、超お買い得なんだもん。 そんなに早いペースで聴けないってのに買っちゃう。
もうそろそろ衝動買いはやめて、 購入したものとじっくり向き合わねば・・・(_ _;) ちなみに、最近美しい日本語の響きを求めて、「草枕」を購入。 でも、この本難しいよ・・・(;´▽`A`` 「にごりえ・たけくらべ」から読み始めればよかったかなぁ。 私が求めていた美しい響きより、ちょいと固めの響きが多いんだもん。
でも、求めていた響きがこの中にもひとつありました♪ 「ふらりふらりと」 う〜〜ん。いい響き♪ 「ふらふらと」とか「ぶらぶらと」じゃダメ。 「ふらりふらりと」がいい!うほほっ
ずっとずっと気になっていました。 裏道にひっそりとたたずむ小さなお店。 「大正15年創業かりんとう」の旗。 家の軒先に商品が並ぶ、なぞの一角。
今日も大森の帰り道、この店の前を通りました。 今日こそは、この裏道にある不思議な一角のなぞを解き明かそう!
「いらっしゃい〜」 軒先の引き戸からおじさんの声。 引き戸の向こうには製造場が見えます。 これは想像通り美味しいかも。( ̄ー ̄)ニヤリッ 「売るほどあるから食べてって。」の言葉に甘え、 ほとんどの商品を試食。
とにかく、かりんとうが美味い! かりんとうってこんなに香ばしく、 深い味わいがあったのですね。 他の商品も、もちろん美味しいけれど、 このかりんとうは、驚きを感じさせるほどの味でした。 「これが本物のかりんとうなんだよ。」とおじさん。
もちろん買ってきました。かりんとう。 かりんとうは買ってすぐ食べるのがいいとのこと。 市販されているかりんとうは、 製造されてから1ヶ月ほど経ったものが多く、 それだけで美味しさ半減なのだそうです。 ということで、たくさん買いたい気持ちを抑え、一袋購入。
また買いに行くぞ♪ 発掘発掘!うほほほほっ
かりんとう工房 大森十五屋 「大黒かりん糖」 (大田区大森北)
先日バレンボイムの演奏会へ足を運び、 すっかりバレンボイムのファンになってしまった私。 早速CDを購入しました。 ベートーヴェンの交響曲全集(シュターツカペレ)と、 ブラームスの交響曲集(シカゴ交響楽団)です。
あるコンサートで、 同じオケでも指揮者が変わると、 こんなにも演奏が違ってくるのか!を実感したのですが、 今回は同じ指揮者で異なった交響楽団の聴き比べです。
やっぱり私はシュターツカペレが好きみたいです。 何が違うって、言葉にするのは難しいのですが、 表現の奥深さというか・・・それが違うように感じるのです。 単純なフレーズでも「うた」が深いんですよねぇ。 シカゴ交響楽団の演奏は生で聴いたことがないので、 CDだけで好き嫌いを決めてしまうのは危険だとは思うのですが。
指揮者が同じでも、 やはりオケが違うと、演奏がかなり違ってくるものなのですね。 (当たり前か・・・・(_ _;))
好みは人それぞれだと思うので、 どちらの方が優れてるとかいったことは言えないですが、 またシュターツカペレが日本へ来たら、足を運びたいな〜〜。 ・・・でも、シカゴも生で聴いてみたい。
聴いてみたい演奏会がたっくさんあります。 ありすぎて困っちゃいます。 なんで大概のコンサートは平日の夜なんだろう。(T_T) ピアノ講師は平日夜遅くまで仕事なんだからっ! プンプンッヽ(`⌒´メ)ノ それにいくらなんでも高すぎです。 一体どういう理由でこんなに高くなっちゃうの? ニューヨークはもっと安かった・・・。 需要の違いかしらん?それともマネージメントの違い?
クラシックの裾野を広げたいのであれば、 もっともっと質の高いコンサートを安くして、 身近なものにして欲しい。(T_T) 庶民は大変です・・・とほほっ。
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