黒い手 - 2001年07月27日(金) オヤジ殿の仕事は板金工です。 おかげで手は油とか、鉄粉とか、塗料とかでいつも汚いです。 家に帰ると夕食前に手を洗うのですが、オヤジ殿が使った後のタオルなんて真っ黒で使えないくらいです。 なので、私はオヤジ殿の手が嫌いでした。 さて。 ふと、自分の手を見てみました。 指の腹が真っ黒な手でした。 しかし風呂に入って、ゴシゴシ磨いても、指紋の溝に入ったこの汚れは取れません。 菊のアクとか、その他モロモロの花の汁が沁みついているからです。 フッ。親子そろって、同じかよ。 ... ワケ - 2001年07月23日(月) HPを閉鎖しておきながら、日記を書いてます。 どーゆー了見なんでしょう? 実は、閉鎖を決めた時は何もなかったんですが、 翌日の21日には、何かありました。 ・・・はあ〜。 実は事故っちゃいました。車で。 時速15キロで信号無視。 前を横断する車の横っ腹にぶつけました。私が。 相手の車の同乗者は骨折で入院。 ・・・・ひでえヤツです。私。 私は警察へ。 母は事故現場の掃除へ。 父は保険会社に連絡を。 三人が三人ともそれぞれに動き、事態はすでに収まってます。 が。 ショックです。 なので、1ヶ月で回復できるかどうかは疑問。 ... 同期の桜 - 2001年07月18日(水) 最近、日記にはバイトのことばかり書いていて、「少々マンネリだな。」とか思ったりしたけど、実際、バイトしかしていないので、やっぱりバイトのことを書く。 月曜日に、一番仲良くしていただいたIさんと支店のSさんが店を去り、新人のAさんが入った。 Aさんはとても器用で、気の良さそうな人だった。 火曜日は、唯一残ったベテランのツカコシさんと2人だけで店番をして、その後、Iさんと待ち合わせをして、飲み屋でご飯を食べた。気がついたら10時半だった。 そして本日。辞める予定の三人の内の最後の一人、Tさんが店を去った。 彼女の場合は、アケミが辞めるように話したらしく、実際、失業保険も会社都合ということで、すぐに出るという。しかし、周囲では、どうしてTさんが辞めなければならないのかという疑問の声が多い。(支店のチーフとして働いていたのに) 寂しくなった店内で、タイムカードをおしながら、私はアケミに確認を取った。 「じゃ、次からは8時半に出勤ですね。もうすぐ忙しく(盆だから)なるんですよねえ。(人数的に)大丈夫なんですかあ?」 「ううん。全然、大丈夫じゃないの。アナタだけが頼りよ」 アケミはにこやかに言った。 「ハハ。何言ってんですか。“だけ”ってことはないでしょう!新しい人、もう一人入ったじゃないですか」 私ははぐらかした・・・・のに。アケミはやや小さい声で言った。 「アノ子ね。ダメになったの。腰が痛いからって」 エ・・・今、ナントオッシャイマシタカ? 実は、私が入ったときに、他に2名の新人が入りましたが、一人は1日目で辞め、もう一人は3日目に辞めさせられました。 そして、私だけが残っていたのです。 だから、同期が出来たと喜んでいたのに。 すごく期待してたのに。 再び、一人ぽっちです。 ... 花花花 - 2001年07月12日(木) 本日はお休みで。 3日ぶりのお休みで。 しかし、暑くて、早めに起きてしまいました。(温暖化はイヤじゃあ〜!) 休みの恒例行事といえば、母上と車でお買い物なのですが、ここんとこお疲れで、全然いってませんでした。 イイ加減、ストレスが溜まってきたので、本日はせっかく早く起きたのだからと、午前中にとっとと用事を済ませて、お出かけしました。(もちろん、母上と) マズは銀行に寄って、オークションの代金を振りこみ、それからDIYのお店へ。 いつものように、苗やら土やらを眺めました。(至福の一時) ふふふ〜・・・。 本日はイイ買い物ができました。ええ。 かねてから欲しい欲しいと思っていたバラとかクレマチスが見切り処分されておったのです。 結局、バラを二株、クレマチスを三株、あと水仙など四株ほど買いました。 (そんなにドコに植えるんだっつーの!) しかも、どれもこれも、50円とか30円なので、1000円かかってません! (そのかわり、苗はどれも貧弱です。←でも大丈夫!バラはとっても丈夫なのだ!) 土曜日は植え替え大会になりそうです。うふん。 ... 最近、ショックだったこと。 - 2001年07月11日(水) ・・・・太った。 なんで?どーして? 食ってる量は変わらんのに。 っていうか、毎日、身を粉にして働いてんのに。 ... - 2001年07月10日(火) 土曜日に出勤した時は、7時半まで働いた。(10時間労働) そして、本日は8時まで働いた。(朝の9時に出勤) ・・・フフ。記録って破られる為にあるのね。 とはいえ、そのうち2時間は配達で車に乗っていたのですが。 (っていうか、すでに私は雑用係となってありとあらゆることをやらされ始めている・・・) 昨日の社長はお疲れ気味だったが、本日の社長はカンペキに疲れている。 目の下の皺が、当社比1.5倍くらいで深くなっている。 ヤバイよ。アンタ。 倒れるんとちゃうか? 気の強い人も困るが、普段、そういう人が弱くなるとちと心配である。 (天邪鬼) というよりも、こら、アケミ。 アンタ、旦那ばっか働かせてないで、てめえも働けよ。 私と社長が閉店作業してる時に何で、アンタ、犬の散歩に行くんだよ!!! (ちょっと理解できねえだよ) ... シーザー、おまえもか。 - 2001年07月09日(月) 先日、アケミと犬談義で盛りあがった(フリ)私。 「ああ。今日も犬かあ・・・」 などと思っていたが、本日は市場から仕入れのある日なので、犬の置けるスペースはなく、犬に会う事はなかった。 それなりに仕事を覚えてきた私は、たまにモゾモゾするもののそれなりに仕事をこなし(立派なもんだ!←自分で言うな)、平安な時間を過ごしておりました。 実は花智が平安に日々を過ごせたのには、もう一つ原因があったのです。 それは、 「今日は社長、お疲れ気味ね」 と、傍目から見てても分かるぐらい、社長がお疲れだったのです。 あまりにお疲れっぷりに、花智のことなどかまってられないっつーか、脳みそが半分、溶けてる状態のようです。(毎日、これだとありがたいが) さて、そんな社長が花智にポソっと訊いてきた。 「花智さんは、パソコン、どれくらいできるの?」 「ええと、タイピングとかそーゆーことですか?」 「僕は今、デジカメの写真をパソコンに取り入れて処理するのを習っている(月曜日に自宅に先生が来る!)んだけど」 「ああ。画像処理ですか。デジカメは持ってないですが、フォトショぐらいなら(オタクだから)・・・」 「え!フォトショップ使えるの!?」 一瞬、社長の目が輝いた。 っつーか、そういうパソ用語を他人から聞けたのが嬉しそうだった。 その後、やたらと優しくなり、パソの性能(ギガとかメガとか使えて楽しそうな社長)についてアレコレと話しかけ(だから、仕事させろよ)、挙句、 「いずれはデジカメを店に置くから、使ってね」 だって。 ああ。私のゴマスリ人生はいつまで続くのか・・・・・・・・・ (まあ、スリやすい人たちで良かったですが) ... 香ばしい1日 - 2001年07月07日(土) 金曜日、アケミが言った。 「花智さんは、犬は大丈夫?」 「犬ですか?ええ。ウチ、犬飼ってます」 「そう。よかった」 アケミはなんだか嬉しそうだった。 土曜日、先日の日記に出ていたYさんがいないため、花智が出勤することになった。店には、社長とアケミと犬と花智。 アケミはピンシャーというドーベルマンを小さくしたような犬を飼っている。生後半年のやんちゃ盛りの犬である。名前はナナ(笑) 犬というのは、飼主に似ることが多々あるが、ナナはとても神経質な犬だ。 最近、アケミは誰に言われたか知らないが、ナナを人に馴れさせるために、店に置いていた。 前出のYさんが「辞めさせられた」キッカケは、Yさんがその犬の入っているゲージを蹴ったからである。 だからこそ、アケミは花智に犬が大丈夫かと訊いてきたのだ。 そして、花智がチワワを16年も飼っていたことがあり、また現在も雑種の小型犬を飼っているのを知り、アケミは花智を犬仲間とカンチガイしたようである。 花智が必死になって(勉強中だから)、仏花(仏壇に供えるお花)を作っているというのに、アケミはその側でナナと戯れ、やたらと花智に話かけてくる。 「やっぱり、ドッグフードあげてるの?」 「今度、犬の写真見せてくれる?」 「誰に一番なついてるの?」 等々。 ここで、このヒステリー体質のアケミを怒らせるワケにはいかないので、それなりに話を合わせておりました。 そしたらば、アケミがいなくなった後に社長ってば、私にこう言いやがった。 「花智さん。仕事中の私語は慎むように」 ・・・・あのねえ。私から話しかけたことなんて、1度もねえよ。 私を注意する前に、てめえのかあちゃん怒れよ!! なんてことを、もちろん、言うはずもなく。 「・・・ハイ。すみません」 と、素直にあやまる(フリ)私。 そして、休み時間には犬と仲良くしている(フリ)私。 なんだか、ゴマばっか摺っていた1日でした。(そして、それは明日も続くのだろう) ... 生き残りゲーム - 2001年07月06日(金) 人生はサバイバルだ。 それは、花の種のように、地面に蒔かれた瞬間から始まっている。 雨と太陽と害虫にさらされながら、大地に根を広げたものだけが、生き残り、花を咲かせることができるのだ。 本日はバイト5日目でした。 経営者夫婦がどう考えているのか分からないが、はっきり言って、店はかなりピンチである。 店には花智を除いて、従業員が5人いた。 花智が求人を見た時に、すでに2人が辞めることになっていたらしい。 それから、花智の初出勤の日にもう一人辞めることになったそうな。 そして、今日。 電車に乗っていると、従業員のYさんに会った。彼女はしょっぱなに私にこう告げた。 「私、7月で辞めるわ」 ・・・え、何ですと!? 「昨日(花智は休み)、アケミ(社長の奥さん)とやりあっちゃって。ムカツクし、もう辞めることにした。それに実は行きたい花屋があるから」 ・・・はあ、そうですか・・・。まあ、行きたいトコがあるなら、Yさんは経験豊富だし、イイと思うケド・・・。でも、そうなると、ベテランはTさんだけになっちゃうなあ。盆まで頑張ってよ〜〜。 「私もそのつもりだったけど。もうアケミおかしいし」 そ、そうなんですかあ・・・?(ペーペーの花智にそれは分からぬよ) と、さんざアケミの悪行を言いながら、Yさんは店のシャッターを開けた。 すると、奥には噂のアケミが立っていた。なにやら、鬼気迫るものがある。 私は気にしないふりをして、明るく「おはようございます!」と言った。 しかし、アケミは無視。 そして、第一声が、 「Yさん。今日から来なくていいから」 ひぃぃぃぃっ!!!!アケミ!!なんつーことを!! Yさんがいなくなったら困るのアンタだよ!!おいっ! アンタ、私なんてまだ5日目だぞ。まだまだ使えねえぞ!(自己申告) それ、分かってるの!? ねえ! 教えてったら、教えてよ!! ベテラン一人と、ペーペー一人と、アンタと社長の4人で、どーやって2つの店を切り盛りするんだよう!!(号泣) いやだあ!!!!いやだあ!!! そして、明日(土曜日)。 本来なら、花智はお休みなのに、出勤になってしまいました。 ・・・・・しかも、社長とアケミと三人です。 2人がかりで、仕込まれちゃうんです。(私をさっさと教育して一人前にしようとしているらしい) ・・・泣きそうです。 ... 初めて - 2001年07月05日(木) オヤジ殿に頼まれて、ネットオークションなるものに参加した。 「ヤマハの船外機8馬力」 これがオヤジ殿の目当ての品である。 2日ほど前からチェックしていたが、誰も入札する気がないらしく、値動きは全く無かった。 そこで、最終日まで待って、入札してみることにした。 なにぶん、初めてのことである。 ヘルプを読んでみるものの、ナンだかよく分からない。 よく分からないが、やってみることにした。 ふむふむ。希望入札価格が○○円か・・・・ で、自動入札が・・・えっと・・・・ とりあえず、自動入札価格なるところに、丁度、希望入札価格と同じ金額を入れてみることにした。(オヤジ殿はこの値段でいいと言っていたから) そして、入札ボタンをクリック! パッと画面が変わり・・・・・ 「おめでとうございます。あなたが落札しました」 はい?なんですと??私が落札ぅ? ・・・・・・正味10分ぐらいの出来事でした。 (なんかオークションくさくないザンス・・・シクシク) ... のすたるじぃ。 - 2001年07月02日(月) 奇妙な夢を見た。 私はヤコブという名の茶色の髪の30前の青年だった。 優しいだけが取り柄のヤコブ青年は朗らかな笑顔を振りまきながら、団体旅行のオプションツアーに参加するのである。 そのツアーは、ある小さな?村を訪れるというものだった。 青々とした美しい麦畑が広がり、空には雲一つない。 その境目に、木造校舎に軽量化した藁葺き屋根を乗せたような建物が点々とある。 村人はそこで共同生活をしているのだ。 その村は、反政府的思想を持つ人々の集まる村だった。 彼らが作ったパンと茹でたてのトウモロコシを食べ、彼らの話を聞いた。 私は村人に質問した。 「どうして2階建ての家がないの?」 村の建物のほとんどが平屋だったからだ。 彼らはその質問に不思議そうな顔をして、答えた。 「上に行く必要はないし、階段もいらないから」 ???? つまり、それが彼らなりの「平等の精神」の表現だった。 彼らは皆、優しくて、旅行客を笑顔で歓迎してくれた。 しかし、その一方で、旅行者リストを見て、何かを調べ始めた。 どうやら、私(ヤコブ)の名前が気になるらしい。 私の素性をアレコレと調べ始めた。(しかし、身に覚えは全く無い) ・・・・そこで、目が覚めた。 床下からドンドンと母上が壁を叩く音がする。 時計を見た。 7時16分。 寝坊だあッッ!!!! あ、バイトは間に合いましたよ。 ...
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