8月23日。
椎名林檎の音楽がこの身に降りかかるー。と興奮して5時間ほどしか眠れない。(十分だ と言われた)お仕事終えて緑色の着物来て麻に鈴の帯を締めて虎ノ門に向かう。
映林定例会議。(最早「定例」ではないけれども)なつかしい人達に会う。初めての人(小さき人)にも会う。なんか、まったりした。コンサート前に彼等に会ったら、どきどき気分が増強されるような、しぼんでいくような、非常に不思議な気持ちになった。それにしても着物は暑い。
コンサート参加するひとと渋谷に移動する。暑いのでお茶でも飲もう。地下のレストラン。ピーチティー。(桃きゃた)
渋谷公会堂に近づいていくのに、着物or浴衣人口が非常に少ない。どういうわけか。もっともっといると思っていたのになぁ。とお友達と開演前の列に並ぶ。
艶やかに浴衣を着こなした綺麗なお友達を、並んでいる人みんなが見ている。携帯で写真撮られてる。すげー
開場。目指すは物販。並べ並べーと頑張ったが列は長く、階段で3階まで上る。そして遅々として進まない列。わぁ。始まっちゃうなぁ。と思っていたら係員が「もうすぐ開演です! 今お並びになっているお客様はオープニングを見ることが出来ない場合があります!」と絶叫している。なんだコラー!とぷりぷりしながら列を出て「せめて売り物の実物を見てから会場に」と売っている現場を見たらね、レジ打ってるのー!初めて見た、レジ打ってる物販。ガーっと係の人が暗算か電卓で計算してお金もらって箱に入れて、って感じでぐるぐるとにかくお客さん回せー、というのが物販だ。というイメージでありましたので、驚いた。
コンサート中は割愛。
林檎嬢はものすごく歌が上手で、空気がふるふる震えていた。CDで聴くよりももっと耳に刺さる、しかし囁くような歌。そしてステージ上をとことこ歩いたり、一歩進んで戻ったり、膝をかくんと折ったり、というシンプルな動き。衣裳がそうさせたのかな。リズムを取る姿も見受けられなかった。お人形さんのような可愛らしさ。
今日はしっとりだったけれども、攻撃的に動き回る彼女も見てみたい。攻撃的であることが「若さ」のたまものでないのなら、いつか見られるかなぁ。
終演後物販へ走り、並んで並んでグッズを買う。扇子売り切れ、非常に無念。軽くお酒など飲んだ後お友達の家で飲み明かす。はずが当然のように寝落ち。あははー。その節はどうもー。
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8月24日。
友達の家で昼過ぎまでのんびりした後重い腰を上げて寮へ。着替えた後、すぐに池袋へ。そうよ今日は
あややナイト。前オフ思いっきり遅刻して、(遅刻って言うか最後の2分しか居なかった)会場へ移動ー。かあいい女子たくさん。えへえへー うれしいなー。変態。
前回参加時まではかーなーりー恥ずかしいコスプレをしていたのですが(内緒よ ←今さらよ)今回は普通に。ごく普通な服装で行きました。いわばブラック午後ティ、と言った感じの。(やっぱり何かやりたいらしい)
会場ではあやヲタのみなさんやらコスプレお姉さん(かわいい)やらに会えて楽しかった。ラムコーク飲んで踊る。大人になったものです。
終わった後打ち上げにちょっとだけ参加。主催者様に「おばちゃんでしょ」と言われる。若いのに。
そして終電で帰宅。明日の勤務辛いこと請け合い。
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8月25日。
朝が辛い。顔が死んでいるが無理矢理にこにこと勤務。しかしものすごく暇で患者さんとお喋りをする。以前切迫早産で入院していた方。個室で静かに過ごしていらした時に、よくお話ししに病室へ遊びに行っていた。(仕事しろよ)わたしのことを凄くおもしろがって居る方で、顔を合わせるたびに笑われる。
その方とは分娩の時に「野田さん(マイ姓)はわたしの癒しですー」「じゃあ一番辛い時に側に居ますからねっ」という会話を交わした。しかし実際に一番辛い時にその方は旦那さんにしがみついていたため、私が居たのをご存じないはず。
その方も明後日退院する。「あの時はほんとにありがとうございました」と頭を下げられてじんわりする。「いえいえめっそうもない」とか口走ってしまいまた笑われる。
お部屋に帰ってうたた寝。19時頃から21時頃までぐうぐう。
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8月26日。
うたた寝のおかげで超すっきり目覚め。でも病棟は不穏であって、後味が悪かった。いやな空気が流れているような気分だった。何も起こらないと良い。
今、うちの病棟はバランスが崩れていると思う。勤務員の結束力だけで修復できるものなのかしら。こういう空気の不均衡さって。
それとも、これは私が新人だから感じる妙な不安感なのかしら。