過去を振り返る時間
闇の中で一人さまよい光を待っていた
後悔を果たすチャンス
沈黙の僕に手を差し伸べてくれた
「想い続けてれば
きっと願いは届くから」
そんな儚い空に信じる事もなく
この先続くのはトンネルばかりで
いくら上機嫌でドライブしたって
光照らされるのは一瞬だけ
僕の未来におおいかぶせた黒い影
だけど何をするにも一人で強く生きていける
矛盾が重なった未来への夢抱いて
これからずっとずっとうつむき
ひたすら前進していくフリしなきゃいけないと
そういつの日か僕は空に覚悟した
だけど切なすぎる決意は
一瞬のうちに光に照らされ
僕の固めた決心は
既に君に揺さ振られていた
ぐっと心に決意したはずのモノは
強さなんかじゃなく
僕のたった一つの弱みだったのかもしれない
君という光を抱いて
今やっと気付いたんだ
途切れてしまったあなたと私の歩み
あの頃から長く短い時間この足踏みしめていました
共に歩いた季節はいつまでも変わらぬ二人で
時が過ぎても二人が成長しても何があったとしても
僕は愛が生まれた頃の二人のぬくもりを
決して忘れないようにとあの頃心にとめて
永遠に手を繋いでいられるようにと願っていました
お互い想いあう気持ちがあるならば
どんな障壁でも打ち破っていけると確信していた私でも
あなたの欠けてしまった愛を見つけてしまえば
もろく悲しい結末をむかえる物語をも選択せずにはいられなかったのです
きっとあなたが繋いだ手を離しどこかへ旅立ってしまうと
知っていた私は少し遠い場所で涙を流し自己処理した後に
もうほとんど見知らぬ人と化したあなたに
私は体当たりして終止符を打つしか方法はありませんでした
曖昧な時間が過ぎ私の心は少しだけ冷静さを取り戻せたおかげで
その後のあなたとの文字だけの別れも受け入れられて
なぜか形あるモノからの解放感がこの身を安らげてくれて
私は笑って一人の時間を大切に全身で感じられました
言葉にできないほどの悲しみが襲ってくるのかと思えば
全く逆で私は戸惑いを覚えました
この笑顔は偽りなのかと自分で問いただしたりもしました
その頃は人との新しい出会いで自分がどれだけ影響されるか
人との別れで自分がどれだけ変われるか
そんな事を改めて思い知らされて一つ大きくもなりました
当分私には形あるモノは必要ないと確信した頃
ずっと見つめ続けてくれた揺るぎ無い真っ直ぐな瞳を見つけ
その優しく強い心に身を委ねれば私は今までと違った幸せを見つけられるのかもしれないと
甘くてずるい選択肢を頭に浮かべてしまっていたりもしました
でも何かが私の心の中でスーッと透らないモノがあって…
つまり過去と未来にあるモノで胸でつっかえているモノ
それがその頃は再び現れるあなたの事だとはまさか思いもしませんでした
あの頃の別れを悔やみプライドを捨てて舞い戻ったあなたは
私の中に住んでいた過去のあなたとは全く違った人でした
そして甘い私にあなたの姿が現れたたったそれだけの事で
私にすべき決断、甘えた気持ちを捨て去る術を与えてくれた
そんなあなたに私は感謝と喜びで胸がいっぱいになっていました
物語の後付けのようになってしまったけれど
曖昧な心の中のつっかえとはあなたの存在一つだったように思えます
そして二人が離れていた時間は二人が再び出会い再び愛し合えるようにと
あえてあの頃二人は引き離され真実の心を導き出すための一人一人の
過去と未来への与えられた試練の時だったのではないでしょうか
過去の二人よりももっと近く手を取り合ってもう1度歩み出すこの道
私はあなたとずっと寄り添っていたいと願い今日も天に祈るけれど
未来の二人の居場所など誰も知るはずもないし
永遠に隣り合わせで居られるとは現時点では確信できません
今は乗り越えた障壁と再び繋がった二人の道を支えにし
無限の愛を何にも負けない強さと共に
二人で築き上げたいと心から願っています
今の私はあなたがいてこそなのですから
いつの日か惜しみもなく
ポケットから落とした愛のカケラ
あの日から喜び悲しみ溢れながらも
知らずに胸に流していた心のナミダ
その後拾い出したカタチの違う愛のカケラ
幾度もこの指で押し込めたパズルゲーム
それでもやっぱりバッチリはまらなくて
パズルゲーム途中で終えて
優しい空気で包んでくれるぬくもりに
身をゆだねてしまおうかと
ずるく甘い僕にいたく胸を突き刺した
いつかなくしたとがった愛のカケラ
僕はいつもどこか遠くを見つめていて
なぜ優しくても熱くても心ひかれなかったのか
その答えが一瞬のうちに見出せて
ずっとあいていたパズルの隙間
ピッタリはまった君の声
絶妙すぎるタイミングと
痛むべき悲しみと
見知らぬ地から舞い戻った喜びと
このパズルを拾い上げる覚悟は
すぐさまこの手にしっかりと
同じ過ちを繰り返さないと
ぐっと心にとめて
今パズルゲームのゴールに達して
僕達の道は再び輝き出し
もう1度手をつなぎ歩いてみている
過去になくした愛のカケラ
もうポケットには入れない
でも万が一また落としてしまっても
また見つけられるその時が来る
そんな未来を夢見て
僕は天に感謝する