命の火が、消えてしまわないように。 今はただ、祈ることしか出来なくて。
最後のチャンス。 それは、同時に。 最後の、賭け。
どうか、生き残って。
2005年01月27日(木) |
引き止めない、優しさ。 |
ただ生かすことが、愛だとは思わない。 消えていく命を、無理やりに引き止めて。 明るい未来など、無いと解っているのに。
心停止を迎えて、それ以上の蘇生・延命はしない。 そう決めた母を、祖母を。 本当にそれでいいんですね? 若い医者は責めるように問い返したと言う。 どうしてその決意の優しさを、解らないのかな。 誰よりもそう、おじいちゃんが望んでいるのに。 早く死んで欲しいなんて、思ってるわけないのに。
危険が過ぎ去ったとして。 待っている現実は、とても残酷で。 壊死した指は、もう切り落とすことすらできない。 自分の身体が死んでいく痛みに。 ただ耐えるだけの毎日なんだ。
ねぇ、本当にそれが、おじいちゃんのためだなんて言える?
今は少し落ち着いていて。 すぐにどうこうとかじゃないと聞いてます。 暴れるからと眠らされているようで、まだ会えなかったり。
祖父が入院した。 持病の糖尿、ではなくて。 肺炎と心不全。 生きているのが奇跡。 ゆっくりと終わりに向かってゆく。 止める権利なんか、持って居なくて。 おじいちゃんはただ、ラクになることだけを。 望んでいて。 ラクになって欲しくないのは。 あたしの我儘なんだ。 覚悟を、決めなければ。
あたしには4人の祖父母が居て。 この歳まで欠けることなく育ったのは。 本当に幸せなことでした。 コトバが古いとか。 考えが古いとか。 よくいわれるのはきっと、そういうことで。 自他共にみとめるじじばばっこのあたし。 欠けてしまったら、どうなるのでしょう。
生きている間に、もう一度。 それさえもあたしの我儘ですか?
ドクター。 医者以外に思いつきませんでした。 とゆーか、書けませんでした。 お医者は好きじゃないです。
なんだかんだ言いつつふたりとも間に合いました。 ふたりでわいわい〆切りを迎えるのは久しぶり。 ついつい内容に口出してしまったり。 並べると対照的で面白いと思います。 また2週間後。 更新できるようにがんばりましょ。
したい。 なりたい。 そんなものだけが、山のようで。 零れ落ちたあたしは、ただ見上げて願うばかり。 少しでも努力したなんていえるの?
「いつか」は確実に、失われて。 居なくなったあの人は、もう帰らなくて。 あたしは何も、してあげられないの。 「いつか」なんて夢見るだけじゃ。 誰も救えやしないのに。 いったいいくつ失ったら動けるっていうの? お願い、生きていて。 莫迦なあたしを赦して。
動かなきゃなの、解っているけど。 それでも、もうちょっとだけ。 時間を頂戴。 そうやって、外れてって。 忘れ去られてしまうんだとしても。
消えてなくなってしまったページ。 本人にさえ忘れられてしまったページ。 そして、がんばっているページ。
どれをみても喜べないのは。 あたしが時間の外に居るから。
お題、遅れてます。 揃って脱出にハマる〆切り前夜。 徹夜明けの頭にお題なんぞ浮かぶ訳もなく。 断片があるにはあるので。 なんとか形にしないとね。
痛めた膝がそこそこツライ。 なんか一気におばーちゃんです。
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