日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
秋だねー。
こないだDAYS JAPANのシンポジウムに行った時、 上杉隆さんというジャーナリストの人が登壇してお話してくれた。
わたしはそのときまで上杉さんのことを全く知らなかったけど、 フォトジャーナリストを目指してる友達は「懇親会でお話してみたい」とウキウキしていたなぁ。
帰ってから上杉さんをウィキで調べてみた。 ふむふむ、なるほど。まぁ7つ上ってことはお兄さん的世代だな。と思ってたら、
例の友達からメールが来て 「懇親会で上杉さんとも少しお話ができました。すごく気さくな伯父様でした」って 書いてあったのを見て、
「 ひ ゃ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ 」 と思った。
そうか、あの子から見たら上杉さんの世代はおじさんなんだ!
わたしから見たらおじさんではない。そりゃ、まぁ。
つーことは、ええと、注意深く考えてみると、んーと、 私もその子に「おば様」って呼ばれてもおかしくないってことなのかな!!
(ちなみにその子は22歳くらいのはず)
ってことが、みるみるうちにふあぁああああって思考全体を覆い尽くして、 全ての思考がフリーズした。
全く思ったことなかった。 もうちょっと年齢を自覚していかないと、と思った。
誰が気の毒って、年若いわたしの友人たちが気の毒だよ。 彼らと同じ年のような顔をして同じ年のように振る舞う34歳なんか最悪だよ。
彼らがそれを良しとしてくれてても、わたしが気をつけていくことがやはり重要だね。
これはもう、思いやりの範疇だな。 ちーん…。
2009年11月11日(水) |
「泣きながら生きて」 |
映画「泣きながら生きて」の試写会に行ってきたよ。
映画の中の家族もさんざん泣いてたけど、観てるこっちもたくさん泣いてきたわー。
映画の中の夫婦を見ているうちに、彼らがどんどん自分の両親と重なっていって よけいに泣けた。
離れて暮らす両親が、子供にはけっして見せない部分。
親元を離れて頑張っている娘の存在に喜びつつ、 離れて暮らすことが親にとってどれほど寂しく、悲しいかが映画では丹念に綴られて行く。
それを見て、わたしが上京することを応援し、喜んで送り出してくれたけど、 その後どれほど寂しかっただろうと思うと、思っただけで泣けてくる。
お母さんやお父さんは、なぜ親だっていうだけでそんなにも私のために お金も時間も使えるの?たまにはムカつかない?って聞いたことがある。
特に母は、子の目から見ても驚くほどに、全身全霊でもって私の味方をしてくれる。
そしたらお母さんは「親だからよ」って言ったんだわ。
どうも理屈じゃないらしい…。 親って凄い。
年末にはまた顔を見せに帰ろう。 あと、自分もちゃんと家族を作ろう、ってつくづく思った。
いい映画です。おすすめ。 絶対泣くからハンカチ持って行ったほうがいいよ。
今月末からはじまるらしいです。「泣きながら生きて」
久々に南十字星を見た。うれしい。
またいい男になっていた。
南十字星は、旅してるかな。いまどこにいるのかな。
わたしは断然旅の途中。 まだ岐阜→都下だがね。たぶんここは目的地ではないと思う。
本当に、なんのつながりもないただのファンでしかないので、 頭がおかしい人だと思われても仕方ないと思うんだけど、応援している。
いまここで私がこうしているきっかけをくれた大事な人なのだ。
どうかあなたの旅路に、常に希望と安寧がありますように。
勝間和代さんは、誰もはっきり言わなかったことをはっきり言う。
彼女の言い分が正しいか否かは実はよくわかんないことも結構多い。 なにしろ経済の話になると全くお手上げだもので。
でも、「あー、なるほどな!」って思うことも結構言ってる。
今回のは一部「え?」と思いつつ、一部「そうそう!」と深く頷いて読んだ。
モーニング(あのマンガ雑誌ね)のサイトで見たんだ。
「勝間和代の誰でもできる日本支配計画」http://morningmanga.com/katsuma/091105.html 第36回 結婚のすすめ(1)35歳限界説
以下抜粋
「なぜ結婚という制度があるのでしょう? 結婚をしたほうがいいのでしょうか? 未婚化、晩婚化が進んでいると言っても、まだ多数の人が、結婚をしています。そのことは、多くの人が結婚には、デメリットよりメリットの方が多いと考えている証拠かもしれません。
私は、離婚を2度していますが、結婚をしたこと自体は、全く後悔していません。今でも、結婚はしたほうがいいと思っています。
結婚のメリットは、かなり多いと私は考えています。一方、結婚しないことのデメリットは、35歳までは顕在化しません。結婚は楽しいことばかりではありませんが、独身でいるよりも、様々な経験をする機会があります。その経験の積み重ねの有無で、思考の幅に差が出てきてしまうのが、だいたい35歳ぐらいです。私はこれを勝手に「35歳独身限界説」と名づけています。
この35歳という年齢は、私の感覚的なもので、特別な根拠はないのですが、複数の企業経営者もこの説に賛同しています。自社の社員の中でも未婚者が増えていて、35歳を超えた未婚の社員には、仕事熱心というよりも「仕事へのしがみつき」が生じてきていて、以前は職場のエースだった社員も職場の化石になる、と嘆いている経営者が多くいます。もちろん35歳を超えた未婚者全員がそうなってしまうわけではありません。しかし、35歳を分岐点に、結婚という経験の有無が、人格形成に大きな影響を与えているということは、多くの人の実感にも合っているかと思います。」
これねー、薄々感じていたのよー。
独身が長くて(好むと好まざるとにかかわらず)30代後半以降の年齢になった人に、 素っ頓狂な人がよくいるなぁと思ってた。
この素っ頓狂さというのは、言語化はされなくとも身体化はされている、 「大人としての何か」を持ってない様子と言うのかしら。
生活する地域コミュニティとなんの連携をもたず、地域での人付き合いもなく、 防犯の心配もせず、子供をもたないから他人のペースというものを知らず、 どこまでも自分本位でいっちゃってる人の持つ空気感。
それが、若いころはきっとそれでもいんだけど、 年齢が高くなってくると世間にはマイナス評価しかされないんだよね。 他人事じゃねぇ。非常に辛いとこです。
世間の評価なんか知るか!って思うんだろうけど、(実際わたしもそう思ってるし) 世間と切り離されては生きては行けないということを忘れてるところが痛いんだわ。
誰かが近所のゴミ捨て場を掃除し、誰かが子供の安全駆け込み寺になり、 誰かが消防団員になり、などなど。そういう役回りもそう。
結婚してどこかに住むようになると、嫌でも自分と夫と子供以外の人と接する機会が増える。
「家族」という小さな最小単位を維持するために、 いろんなことを考えなくちゃならないし、実行しなくちゃならないだろう。
それは当然独身時代の比じゃないだろう。
というのを薄々感じていたので、結婚って社会を維持するには必要なんだと思ってたところに このコラムを読んだ。
まぁ、今34歳だから、次の4月で勝間さんの言うところの「35歳の限界」に突き当たるのを 考えるとちょっと目頭が熱くなるけどね!
勝間さんおもしろいな。 ツイッター始めようかな。フォローしちゃおうかな。
ようわからんのやけど、おそらく私は踏んではいけないものを踏んだようです。
先日友達になった留学生兄妹と大学でランチしたのね。
彼らは南米のとある国出身で日本国籍を持つmixなのだけど、 わたしが最近はまっている南米のじゃがいもポタージュの話をしたらぜひ食べたいという。
お酒の席だったし、受け流してもいいような気もしたけど、 日本の裏側からやってきて、日本人の社交辞令にがっかりさせてもいけないと思って (あと、そのポタージュは僕らにとってはマミーの味、って言ってたし)
なんとか作って持って行ったんだな。
で、その子たちの国に、昨年留学していた同じゼミの子に、 知り合いになったよーって報告したんですよ。
もしかして知ってるかなと思ってね。
そうしましたら、知ってるどころか留学中に懇意にしていたご家庭の兄妹だそうで。 しかもその直後、その子のキャラクターでは想像つかぬほどのすさまじい牽制を受けまして。
だ、大丈夫だから。べつにとって食うわけじゃないから! (確かに兄貴は顔よし性格よしの素晴らしい男子ですハイ) っていらんメールを送りたくなるほどの牽制でしたの。
まだ面と向かって「手ぇ出すなよ?」って言われたほうが、すっきりするなぁ〜っていう。
で、ランチにも同席してもらおうと思ったのだが、 開催日はその子が大学に来ない日だったので、いいやと思って連絡しなかった。
なので、事後報告になってしまって済まないとメールしたんです先ほど。
その返信が、返信が、文章は当り障りないんだけど…怖過ぎるんだお!!!!!!! 一読して、ひぇえぇえええ!!と思って、読み返すうちに、 行間から滲み出るなんとも言えない凄まじい「気」にすっかりうっかり、やられた。
恐 ろ し い ! !
こんな恐ろしい気を感じるのは久しぶりです母さん。
もう一回メールして、このたびの不手際(身の程知らずのスタンドプレー)を 丁寧にお詫びしといた。
とにかくその兄妹がミラクルいい子でね。21世紀の奇跡とでもいいましょうか。 日本では絶えて久しいタイプのいい子たちでさ。
だから、友達は必死で留学中の彼らを守ってんのかな。って思った。
しかし、尋常でないよあれは。 何か事情があるんかなーーー。
あ、そうそう、ナウシカで腐海が出してる障気ってこんなんじゃね?っていう「気」。 実際、今呼吸が、胸が苦しい(笑、いや笑い事ではないかもー)
2009年11月04日(水) |
I miss you. |
仲良くなった友達が、カナダに帰っちゃう!
もうしばらく日本にいるかも、って聞いてただけに、ショック大きい。
しょうがないんだけど、すっごく悲しい!!!
友達と離れてもあんまり悲しくないタイプなのでこんなの珍しいよ!
わーん。わーん。 まだ先のことなのに想像しただけで既にさみしい。
2009年11月03日(火) |
沁み入るように寄り添うように |
思う所あって、昔読んだ本をまた読む。
表面上は明るく元気だけど、もし自分をストーブに例えたなら、 明らかにとろ火というか、不完全燃焼にちかい状態なのね。
つまり、最近煮え切らない。浮上しない。はじけない。
それでその本を読みたくなってまた読んだ、というわけ。
そしたら、 買った当時は感じなかったことをたくさん感じて、そんなつもりはなかったけど 泣けてしょうがなかった。
貴女なんで死んじゃったのよ。ホントに。
こっそりブログ読んでたよ。 ずっと会いたかったんだよ。
もういない人なのに、文章を読むとまるで彼女がさっき書いて アップしたような、そんな勢いを感じる。
今なお一瞬たりとも静止しないで、息をする文章たち。
文章はどれも正鵠を得ていて、そして優しい。 鴻上さんが書いてる「本当に、全身で微笑む人でした。」
ほんと、そのままだ。
いやー、私、あなたの文章のファンで。 いろいろあってまた学生になったんだよ。
結局あなたと似たようなジャンルをやってる気がしないでもない。 生活行動とか、似てるんだよね。そうそう!ってなる。
もし東京で会えてたら、話せることがあったかもしれない。
印字された彼女の言葉たちが、会ったことのない彼女を浮かび上がらせる。
彼女の文章を読んで、胸打たれたり、大きく頷いたり、一緒に反省したり、 一緒に立ち直ったりしてる、このわたしの「喜び」は貴女に届くかしら。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて、切ない。
小山田咲子『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』2007年、海鳥社。
inu-chan
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