ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年10月03日(金) 藻屑のようなもの

ぽつぽつと小雨降る一日。気温は23℃と秋らしい涼しさであった。

しかし明日はまた28℃と夏の名残がありそうである。

朝の道にセイタカアワダチソウが見られるようになった。

ブタクサと間違い易く花粉症の原因になると思われているが

セイタカアワダチソウの花粉は飛ばないのだそうだ。

間違われて可哀想だが薬効効果もある花らしい。


夫は花粉症があり「また黄色い花が咲き出した」と嘆くのだが

ブタクサとは違うのだと教えても納得が行かないようである。

「じゃあ何でくしゃみが出るがぞ」と素直に信じようとしない。

おそらく思い込みから来るアレルギー反応だと思われる。


黄色い三角帽子の可愛らしい花である。

どうか嫌わないでやって欲しいと願ってやまない。



今朝は職場に着くと義父がコンバインを丁寧に洗っていた。

昨日の稲刈りは無事に終わったようだがまだ最後の稲刈りがあるのだそうだ。

私は完全に終ったと思っていたので何だか戸惑ってしまう。

収穫量は昨年の半分にも満たないとのこと。

それでも刈らないわけには行かずまた忙しい日がありそうだった。


コンバインを洗い終わると散髪に行き男前になって帰って来る。

それから色づき始めた柿をいくつか獲ると友人の家へ行った。

いつも農作業を手伝ってくれている友人で柿が大好物なのだそうだ。

村内ではなく大月町なので直ぐには帰らないだろうと思っていたら

お昼過ぎには帰って来て今度は大型車の修理をすることになった。

先月から預かっており気が気ではなかったので大助かりである。

早ければ月曜日には納車出来るだろう。


経理もまずまず。昨日の入金の上に今日も入金があり随分と潤う。

週給制の同僚のお給料を準備し、私の二日分の日給もあった。

残りは預金したがそれも直ぐになくなってしまうだろう。

それでも預金残高を見ると嬉しく救われたような気がした。

後は野となれ山となれである。ゼロになればまた始めれば良い。


4時前に帰宅。夫と録画してあった「あんぱん特別編」を見る。

今日は初めて「アンパンマン」のテレビ放映があった日なのだそうだ。

もう朝ドラは終わってしまったが何だか感慨深いものがある。

やなせたかし先生の出身地は母と同じ香北町でもあった。


あやちゃんが珍しく茶の間に来て「今晩は何?」と訊く。

特売だったフランクフルトを買って来ていたのでそう告げると

残念そうな声を出してまた部屋へ戻って行った。

娘に話すと何か作るからと冷凍庫の豚肉を解凍している。

スライスチーズを挟んでミルフィーユカツを作っていた。

私も迂闊であったが今夜は娘に助けられたことになる。

毎日の献立を考えるにも限界がありついつい手を抜いてしまう。

あやちゃんは夕飯をとても楽しみにしていることを忘れてはならない。



今朝の詩はそこそこに。書こうと思って書いた詩ではないので

自分では不出来であったが書けたことを「よし」としたかった。

ある人の為にと思う。きっと読んでくれるだろうと信じていたが

今朝は時間が足らなかったのだろう足跡がなかった。

まあそんなものである。空振りに終わることもあるものだ。

いかにも当て付けがましい詩だったのかもしれない。

「貴方の為に書きました」等とどうして云えようか。

所詮は垂れ流しの詩である。ネットの波に呑み込まれてしまうだろう。

消えずに残ったとしてもそれは藻屑のようなものだ。

それでも私は書くことを諦めない。書けなくなった時は「死」しかない。


※以下今朝の詩


     落葉


 雨に打たれ風に吹かれる
 やがて寒い冬がやって来るが
 一本の樹であり続けたい

 千切れるように葉が落ちる
 そうしてからころと地を舞う
 裸樹になってこそ
 芽吹くことが出来るのだ

 そうして新しくなる
 むくむくとしたいのち
 嘆くことなど何ひとつない

 たとえ失った季節であっても
 哀しみはきっと癒える
 いくつもの季節が巡り
 時の薬が助けてくれる

 枝を手のように空に伸ばす
 青ければ青いほど
 明日が未来になるだろう


 < 過去  INDEX  


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加